« 播州弁 その十七 つぶす | トップページ | なぜ銅鐸は埋められたのか »

2012年8月10日 (金)

消費税増税による駆け込み需要

消費税増税がやっと本決まりする。2014年4月に8%、2015年10月に10%になる。本来、社会保障政策に使われるべきだが、自民党のねじ込みにより、一部、公共投資に回される可能性もある(附則にそのように謳われている)。これにより、自民党に対しては悪意を感じる。消費税増税を政争の手段に使ったことは許されない。

そういうわけで、消費税増税には賛成していたが、複雑な心境だ。政治家は何をやるか分からない。一部の選挙民のために、政策を捻じ曲げることが許されていいのか。ただ、庶民としては、それに対応するしかない。選挙もそうだけれど、増税にいかに対応するか。

駆け込み需要が囃されるが、そんなに生じないかもしれない。大きな買い物を予定した人は前倒しするかもしれないが、生活用品や消耗品あるいは生鮮食料品は、買いだめするにも限度がある。

増税後、流通業者が生産者に無理強いしなければ、消費税増税分は価格転嫁されるだろうが、結局、流行るのは、ネット等の直販による更なる流通改革だろう。多分、農産品はスーパーで買わなくなるかもしれない。農家直販が当たり前になるだろう。今でも、地域の農家が、時々、街中で物産展をやっているが、スーパーの値段と大きく違って安い。

野菜を買うサイクルさえ考慮すれば、経済合理性は高い。よって、消費税増税後は、農産品の流通が大きく変わる予感はする(ただし、一般消費者の地産地消でなく、多様な農作物を必要とするレストランは、別の形の卸専門業者は依然、必要)。スーパーも、今はネットスーパーというものを一部展開しているが、価格が特に安い訳でもない。となると、今後、新たな流通業者が、価格ダウンを推進するかもしれない。

いずれにせよ、消費者をめぐって、生産者と流通業者のせめぎあいは激しくなるだろう。ただ、それ以外では、増税後、価格が転嫁されれば、一時的に消費は低迷するかもしれない。

しかし、供給者は、常に消費者の懐具合を観察しながらビジネスをするのだから、それなりの商品展開をすれば、ビジネスチャンスにもなりうる。一般に、ビジネスや投資において、変化はチャンスと言われる。ここは事業者の知恵の出しどころだろう。

|

« 播州弁 その十七 つぶす | トップページ | なぜ銅鐸は埋められたのか »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 播州弁 その十七 つぶす | トップページ | なぜ銅鐸は埋められたのか »