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2012年9月 7日 (金)

地方都市の未来 その二

一般に地方都市と言ってもいろいろある。大きく分ければ二つだろうか。一つが大都市圏で、衛星都市になっている地方都市。もう一つは、自己の地方圏を形成している地方都市だ。これらの地方都市の内容、雰囲気は自ずと異なる。だから、それらを一緒くたにして、地方都市の未来を議論しても、問題があるかもしれない。

まず、今回は、大都市圏で衛星都市になっている地方都市を見てみよう。ただ、この地方都市も、二つの類型がある。一つは、歴史のある古い地方都市、もう一つは新たに開発された新興の地方都市だ。

これらが何が違うかと言えば、まず住民のタイプだろう。もちろん、どちらにも都心部から新しい住民を受け入れているわけだが、既に町の文化がある地方都市と、そうでない地方都市は雰囲気は大きく異なる。さらに見ていくと、資産内容や所得も大きく異なるようだ。しかしながら、細かく分析しすぎると、段々見えなくなる。大体、大まかには、これくらいの分け方で好いだろう。

今後の、これらの地方都市の危機は、人口の減少だろう。大都市の人口が拡大している時は、ドーナツ型に人口は拡散していった。今後は、大都市圏も人口は増えていかない可能性の方が高い。それに伴い、地方都市の人口増加率も落ちる。

更に、現在は、多くの人々は、地価が安定しているので、大都市を嗜好する傾向が強い。その他にも、いろんな原因があるだろうが、基本的には利便性ということかもしれない。仕事を持っている人は職場に近いことを優先する。昔のように、地方都市に住んで、通勤に時間がかかるのを嫌がる傾向がある。働く女性が増えたことも強く影響しているかもしれない。

ただ、別の傾向としては、勤務地の分散が可能な職種の発生であろう。特にソフト的な職種では、最近のネット環境からして、大都市に必ずしも勤務する必要はない。その時、彼らが選択する地方都市とは、いかなる所だろうか。彼らに魅力的な街づくりが求められる。基本的には、頭を使う仕事は、自然の中でリフレッシュ空間が望ましい。地方都市の持てる資源を活かして、街づくりに取り組んで欲しいものだ。

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