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2012年9月 3日 (月)

漢詩『無題』に共感

今朝は涼しいです。深夜、思わず、肌掛け布団を引き寄せました。そろそろ秋かな。日中はまだ暑いそうだが。

さて、今回は久しぶりに漢詩を取り上げる。作者は、僧凌原。ただ、どういう人だったかは伝わっていない。漢詩に題はなく、『無題』。内容的には共感できるので、記してみる。

  忙裏に閑を偸(ぬす)めども

  未だ間を得ず

  書を買う 幾帙 

  曾(かつ)て看ず

  旋(けっく)で月地を鋤きて

  蘭種を移し

  又、工夫を費やして

  矮蘭を縛る

独断で解釈すれば、「忙しい中、閑を見つけ出そうとするが、なかなか時間を見つけ出すことはできない。そういうことで、いろんな書籍を買うのだが、読めていない。ところが、月光に照らされた土地を鋤き返し、実生から育てた蘭を植え替えたり、また、暇つぶしに、低い欄干を作ったりしている」という感じ。

時間はありそうなのに、いつの間にか時は過ぎ、時間はなくなる。結局、この夏は、暑さで、買った本も、たくさんツンドク状態にある。クーラーをつければ、多少はかどるが、それも限界。

暑い中、気分転換に、庭の手入れをやる。枝切り、草抜き。さすがに蘭は栽培していない。日陰に親が植え残した一種類の蘭らしきものがあり、毎年、花を咲かせるが、何も手を加えない。

そういうことで、月下にガーデニングはしないけれど、どこか共感できるものがある。そして、閑居して、こういう淡々とした生活が多分、本当は幸せなのだろう。

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