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2012年10月16日 (火)

ほら吹き学者もどき世間を騒がせる

現在、森口某研究者がiPS細胞の嘘の手術事例を紹介して、世間を騒然とさせている。これはマスコミの取材の方法に問題があり、マスコミは、かつて煽りたてたことを覆い隠そうとして弁解しているようにも見える。森口某氏の虚言癖は問題としても、マスコミも罪なことをしたものだ。

それにもまして肩書など、どうにでもなることを忘れてはならない。肩書は会社から与えられるものと思っている人は多いが、肩書は自分で作れる。そこで、それで勘違いする人たちもいるというのは、一つの事実であろう。マスコミも裏を取らず勘違いした部類だろう。

それでも、今回の森口某氏は、やや、ほら吹きの感が否めない。誠実さという点では学者とは言えず、学者もどきの誇大妄想と言えるかもしれない。研究者として、行き詰ったのかもしれない。ただ凡そ研究者というものは、それほど楽な仕事ではあるまい。

過去の研究を調べた上で、事象を読み込み、仮説設定して、その裏を取る地味な仕事に耐えなければならない。好いように取れば、彼は成果を焦ったのかもしれない。それとも、単に目立ちたい性分が暴走させたのだろうか。

しかしながら、研究は、暗闇の中で、照明もなく、物(たとえばダイヤモンドやコンタクトレンズ)を捕まえるようなもので、ある意味、道楽のつもりで臨まないと、うまく行かない面がある。iPS細胞を作製した山中伸弥教授も、そこに行く付くまでは経済面で苦労されている。研究者とはつくづく厳しいものだと思う。

今後、森口某氏が、どういう道を歩まれるのか分らないが、流風は作家向きだと思う。小説では、どんな妄想も許されるし、ほら吹きも、むしろ読者には面白く映るかもしれない。今からでも遅くないから、これまでの知識を活かして、転身されたらと思う。

*追記

「もどき」とは「がんもどき」というように、本物に似せた偽物のこと。

*追記

ほら吹きと言うと、例の『ほら吹き男爵の冒険』を思い出すが、かの男爵は、かつてドイツの民間で伝わっていた話を、ミュンヒ・ハウゼン男爵に被せたというのが真相のようだが、多分、彼は話し好きだったので、彼をからかうような話になったのだろうと思う。

*追記

一般的に、学者は嘘をつく、というのも一つの真実です。学者と言えば、真理を追究すると思われがちですが、全ての人がそうではない。森口某氏に限らず、多くの学者が本人は気づいていないけれど、結果的に嘘をついている例は多い。所謂、専門家の罠だ。

もっと悪質なのは、海外の人文系の学者は、捏造が多いように思われる。そして、その嘘を見抜くのは、専門家でないと、なかなか難しい。ところが、残念ながら、その専門家の日本の研究者は、海外の論文を信用し過ぎているきらいがある。もっと注意が必要だ。

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