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2012年10月27日 (土)

未得の金

未得の金という言葉がある。昔は「未得の銭」と呼んでいたようだ。これは現代の言葉で言えば、未実現利益だろうか。要するに、今、手にしていない利益のことだ。商売は差益だが、見込みで利益を計上しても、実現するとは限らない。

例えば、何かに投資して、相場が上がって、値上がりしても、売らなければ、手元にお金は返ってこない。それなのに、上がって売りもせず喜んでいる人たちがいる。相場は上がったり下がったりする。下がれば、元も子もなくなる可能性がある。

手にしていない利益ほど危ういものはない。これは相場に限らず、セールスが上司に見込みを言っても、それが達成されなければ評価されないだろう。見込みを達成してこそ、評価の対象になる(*注)。ビジネスは結果がすべてとは、かつての上司に言われたことだが、その通りだと思う。取らぬ狸の皮算用にならないようにしたいものだ。

*注

なお、念のために記せば、現代、売るのもなかなか大変だけれど、売るのは簡単という人もいる。商売の場合は、集金が完了して、初めて一つの商いが完了する。手形での集金の場合は、手形が落ちて初めて商売が完了する。

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