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2012年10月24日 (水)

厚生年金基金が廃止されると

現在、AIJ投資顧問の不正により発覚した厚生年金基金の運用の悪化の状態を放置できず、厚生労働省、民主党は厚生年金基金の廃止を検討しているらしい。それにしても、その運用が出鱈目で、海外の運用会社に食いものにされていたのは残念だ。

そもそもお金の運用は、それほど簡単ではないはず。それを訳のわからない投資運用会社に丸投げしたことが、間違いの素だ。それに厚生労働省の運用指針に問題があったことは指摘されている。低金利下で、高利回りの運用は不可能に近い。それは誰かを騙さないと成果を得られない類のものだ。

投資には、そういう性格があるが、運用担当者は、そのことを理解していなかった。そういうことで、厚生年金基金が廃止されると今後、受給者はどのようになるのか。基金によっては、厚生年金基金が解散に追い込まれ、なくなる。あるいは年金が減額される。

それをカバーしようとすれば、厚生年金加入者に回りまわって負担が行く。いずれにせよ、誰にもいいことはないようだ。現在検討されているのは、基金に不足のないところは、他の年金システムに切り替えさせ、不足しているところは、解散させるということのようだ。代行不分の積立不足は厚生年金で賄うとしている。

流風個人的には、厚生年基金が減額されると、厚生年金は、ほとんどないに等しいので、老後の資金は影響を受ける。厚生年金基金からの年金は、厚生年金より大きい額だからだ。

多分、預貯金を余分に早く取り崩すことになるのだろう。出費を抑える人が増えれば、さらに不景気は上乗せされるのだろうか。国のいろんなシステムが逆回転している。私達は、それだけ困難な時代に生きているとも言える。

ただ、戦中、戦後を生きた親世代と比べれば、恵まれた生活をしている。私達がやるべきことは、次の世代の人たちのために、今の逆回転しているシステムの正常化だろう。

それには、やはり国全体の活性化が求められる。多分、それはちょっとしたきっかけで、よくなるだろう。そのために、よく言われるように、国の予算を社会保障費も含めて、リストラし、再生エネルギー、医療・介護分野に資源を集中すべきかもしれない。でも、厚生年金基金が減額されると、少し辛いなあ。

*追記

厚生労働省は、すでに、制度廃止までの期間を10年とする方向で調整に入ったと報道がされた。来年の通常国会への関連法案の提出を目指しているらしい。現在、基金は全国に576あり、確定拠出年金等、他の企業年金に移行させたり、資産の振り分けの作業に時間がかかり、10年の猶予が必要とした。2011年度末の286基金が積立不足で、総額は、1兆1100億円という。

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