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2012年11月29日 (木)

ジェームズ・ボンドの50年

今年は「007」シリーズが公開されて50周年にあたるそうだ。50年と言うと、流風は、子供の頃から、ボンドと共に、時代を歩んできたことになる。毎回、この映画の活劇シーンには、いつもわくわく、どきどきしたものだ。それにボンドガールの美しさや印象の強いテーマ曲もあり、大人の童話として描かれてきた。

この「007」シリーズは、世界の政治状況に合わせて制作されているニュアンスもある。日本は現在は、戦前のように活動していないが、政治と諜報活動は切り離せない。それを、この映画はイギリス情報局秘密情報部(略称MI6。正しくはSIS。*注)の活躍を、かなり誇張されてエンタテイメントを付加して、描かれているようだ。

それでは、この映画の面白さはどこにあるのだろうか。基本は一般人には、危険がいっぱいのスパイ活動という非日常的なストーリーの面白さであろう。更にボンドガールとの絡みもある。子供の頃は、ボンドに持たせるいろんな小道具に興味があった。

更に、原作小説のイアン・フレミングの描いた世界とは、時代が進むにつれて、描き方を柔軟に変化させていることも、観客に飽きさせない。時代は変化するから、常にネタは切れない。そこに、このシリーズの強さがある。

それに最近までは、あまり意識しなかったのだが、これは、こだわりの強いイギリス映画であるということ。だから、その底辺には、イギリス魂が流れている。そこには彼らの人生観がある。ジェームズ・ボンドの発言に注目して、その内容を指摘したものに、田窪寿保著『ジェームズ・ボンド「本物の男」25の金言』(講談社+α新書刊)がある。

一例を挙げると、映画の題名にもなった「トゥモロー・ネバー・ダイ」というのがあるが、これは「明日という日はない」ということだ。一般人にも参考となる言葉だろう。もう一つ、刺激的な言葉を挙げておくと、「女の言いなりになるな。なると、災いを招く」。最早、説明は不要ですな(笑)。他にも、いろいろあるが、上記の本を読むと生き方の参考になるかも。

ということで、昔ビデオに撮った作品を再度観てみた。昨日は、テレビで『カジノ・ロワイヤル』を放送していたが、流風が観たのは、1981年作の『ユア・アイズ・オンリー』だ。原題は“For Your Eyes Only”となっている。

これは、女性がボンドに、あなただけに見て欲しいと言っている言葉(最後の場面に出てくる)だが、Eyes Onlyには、(書類を)目で見る以外は不可という意味が隠されているらしい。なるほどね。テーマにもスパイ映画の主旨が込められている。

ちなみに、この映画を録画したのは、いつごろかなと思っていたら、緊急ニュースとして東ドイツ ホーネッカー議長失脚がテロップで流れていた。つまり1989年だ。ベルリンの壁が崩壊した。録画したのは、もう、かなり前のような気がしたのも、当たり前のはずだ。

なお、日本では、12月1日から、第23作『スカイフォール」が公開される。久しぶりに映画館に行こうかな。

*注

MI6は、戦前の陸軍組織内にあった軍事情報部第6課の略。

*追記

暇なので、過去に録画したものを調べてみた。◎印が録画済みの物で、●印が未収録だが、どこかに録画したものが埋もれているかも。

  ●ドクター・ノオ

  ◎ロシアより愛をこめて

  ●ゴールドフィンガー

  ●サンダーボールド作戦

  ●007は二度死ぬ

  ●女王陛下の007

  ◎ダイヤモンドは永遠に

    ●死ぬのは奴らだ

  ◎黄金銃を持つ男

  ◎私を愛したスパイ

  ●ムーンレイカー

  ◎ユア・アイズ・オンリー

  ●オクトパシー

  ●美しき獲物たち

  ●リビング・デイライツ

  ●消されたライセンス

  ◎ゴールデンアイ

  ◎トゥモロウ・ネバー・ダイ

  ●ワールド・イズ・ノット・イナッフ

  ◎ダイ・アナザー・デイ

  ◎カジノ・ロワイヤル

  ◎慰めの報酬

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