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2012年11月28日 (水)

高齢者市場再点検 その八

今回は高齢者の旅行を取り上げてみたい。高齢者の旅行と言っても、様々なパターンがある。所謂、熟年旅行で夫婦二人で行くものや、ちょっと危ないけれど一人旅を好む人もある。もちろん、団体ツァーもある。

熟年旅行や一人旅は、割とスケジュールをゆったり取っている場合が多いようだ。それでも、一週間ぐらい。リフレッシュするには、それくらいでいいのかも。若い頃のように、単泊で、あちこちいくもいいが、連泊で、じっくり旅を楽しみたいものだ。

最近は、海外旅行される高齢者も多い。途上国での旅行で事故に遭っているのは、高齢者のケースが多い。それほどに、海外旅行が高齢者にも広がっているのは喜ばしいことなのだろう。

ただ、国内旅行も見直して欲しいものだ。海外の旅行者を招くより、高齢者に国内の旅行を楽しんでもらった方が、ビジネス的にも、いいと思う。問題は、その中身だろう。温泉に浸かって、豪華な料理を味わうパターンは過去の遺物だろう。

また団体ツァーの方が、今も料金は安いのだろうけれど、ばたばたとせわしない旅行だ。特にバスであちこち回るパターンは最悪だろう。高齢になると、余分に疲れるという声も聞く。

ただ、ここで考えて欲しい。本当に若いころと同じで、あちこちを眺めて過ごす旅だけでいいだろうかということ。もちろん、そういう旅も許される。でも、もっと、いろんな旅があっていいではなかろうか。

じっくり一か所で落ち着いた旅行もいい。そうなると宿泊が伴なって料金の問題が発生する。でも、宿を工夫すれば、料金はそんなにかからないだろう。温泉宿に泊まる必要もない。旅行と言うと、すぐに温泉に結び付けようと業者はするが、別に普通の風呂があれば十分。ビジネスホテルでもいい。

これからの高齢者の旅行には、男女で嗜好が異なるだろうが、もう少し一工夫が欲しい。端的に言えば深さだろう。もっと多種多様な催しとドッキングしていいはずだ。顧客を嗜好ごとに整理して、それにマッチングする小口の旅の提供が求められる。

そうすれば、旅行関係者にも、付加価値がつく。景色を眺めて飲食をして、買い物をするばかりが旅でなかろう。高齢者の持ち時間を活かした旅ビジネスが問われている。

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