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2012年11月26日 (月)

高齢者市場再点検 その六

今回考えるのは、高齢者による文化市場。多くの公的美術館や博物館に行くと、その観覧者の多くは高齢者で占められている。それはそれで望ましいことだろう。ただ、その鑑賞ぶりを見ると、必ずしも文化を理解した人たちばかりではなさそうだ。

そもそも、美術館や博物館で催される企画は、事前に観覧者と図ったものではなく、学芸員の一方的な思いで企画されている。だから、どうしても共感度は薄いケースが多い。それは、結局、「お上の文化」の押し付けになっているからだろう。

それに、公的美術館、博物館の予算は、国や地方の予算から賄われている。そこで、企画の限界があったり、入館料が異常に高かったりする。これを無くすにはどうすればいいか。

兵庫県立美術館簑豊館長は、米国で行われているように、学芸員が企画して、その経済効果を説明し、説得して予算を自ら集めているので、日本の展覧会の予算も、それに倣うべきではないかと提言している。

流風は更に一歩進めて、予算の半分くらいは民間からの寄付で賄う必要があるのではないとか思う。そうすれば、民間の一般の人間も文化を観る目が養われると思う。特に、高齢者は、何か分らないけれど、文化には何となく興味を持つ人が多いであろう。美術館、博物館は、高齢者の参加を巻き込むことは有効と考えられる。

後は、もっと規制緩和して、文化施設周辺への民間企業の進出を促し(文化の匂いのする飲食含む)、エンタテイメント性のある文化施設群にすることだろう。そうすれば、その関連需要で盛り上がることは確かだろう。それは地域振興にもつながる。お高い文化施設よ、さようなら、と行きたい。

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