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2012年11月13日 (火)

義一氏が選んだ商人道の言葉 その九

今回の義一氏が選んだ商人道の言葉は、「損して得とれ」。義一氏が言うには、多くの人は、この言葉を、きちんと理解していないという。彼は、この言葉は、在庫の問題を言っているのだと指摘する。

そういうと、流風も現役時代、上司から、在庫については、口を酸っぱくして言われたものだ。商品は、売れている時は、いいが、一旦売れなくなると、在庫になる。在庫すると、スペースは取るし、在庫の管理コストもかかる。

倉庫を借りていれば、その費用もかかる。更に、いつまでも金にならないから、金利分、損することになる。それに商品価値は、日に日に減価していく。よって、お金を寝かすタンス預金より、たちが悪い。そんな在庫をいつまでも持っていても仕方ない。

ところが、いつか、また売れるだろうと、在庫を持ち続ける経営者が多い。だが、それは女性が、いつか、また着るだろうと服をタンスに入れたままにする、タンスの肥やしにするのと同じだ。最終的には廃棄処分せざるを得ない。

それなら、そうなる前に、見切り処分して、少しの金にでも換金した方が賢明だ。そうすれば、在庫コストも低減できるし、金利も無駄がなくなる。そして、そのお金で、次の新商品に展開して行けば、顧客は、いつも新しいものを目にすることになり、流行ることになる。

すなわち、経営者は、どんな商品も“腐る”のだと思っておれば間違いない。「損して得とれ」とは、こういう見切りという理解が正しいということだ。

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