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2012年11月 5日 (月)

義一氏が選んだ商人道の言葉 その四

今回の義一氏が選んだ商人道の言葉は、『商人生業鑑』にある「鵜の真似する烏」。これは隣の芝生は青いと表現が似ている。何かと他人の持ち物が自分の物より、よく感じられたり、他社のビジネスが自社のビジネスよりおいしいという錯覚を人はよくする。

商いも、他社が、ある事業で成功していると、真似したくなる。それが本業と関わりのある場合は、まだいいが、全く関係ない場合は、改めてノウハウを蓄積しなければならない。後追いは楽そうに見えるが、他社も成功するまでは、いろいろ苦労を重ねていることが多い。そこには独特のノウハウの上に、やっと成功している場合が多く、いざ挑戦してみると、簡単そうに見えても、なかなか難しい場合が多い。

結局、無駄な投資をして、多くの損失を出すことが多い。後に何か残ればいいが、大体、残るのは空しさだけ。そういうことで本業に回帰せざるを得ない。それは大変な回り道だ。確かに本業だけだと飽きてくることがあるが、それを工夫して深さを追求するのが経営者の仕事。

本業を、切れ味のいい鋭刀より、むしろ鈍刀のように守っていれば、いつか自分の時代が来る。一時的に鋭く切れても、折れてしまっては無意味。経営はあまり器用にやると誤る。周囲に惑わされず、自己を見つめて耕し、どっしりとした落ち着きのある経営をやれと、彼は言いたかったようだ。

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