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2012年12月24日 (月)

2013年動向予測 国際編(一) 概要

2012年も、年末も大詰めになってきた。恒例の来年2013年の動向予測を、厚かましく出してみよう(笑)。但し、毎年のことだが、単に情報を主観的に切り取って整理しただけで、予測というほどのものではない。もし、お暇なら読んでみて(笑)。なお、本年より国際編のみとし、都合により国内編は中止します。

それでは、以下に、感じた点を、記してみよう。便宜上、Ⅰ、国際経済、Ⅱ、日本の外交に分ける。

Ⅰ 国際経済

まず国際情勢の概要を見ていく。2012年は、世界主要国では、選挙により、国家指導者の大幅な変更があった。今後の経済は、新しい指導者の下に展開されていく。ただ、総合的に見て、世界経済は2012年同様、全般的にアップダウンしながらも、低迷を続けるだろう。多くの国が、低迷あるいは、なべ底景気が続くと判断して間違いなかろう。

米国は、全体としては、依然として経済状態は苦しいが回復の兆しが見えないこともない。それは、昨年にも少し触れたが、近い将来、シェールガス革命により、エネルギーコストが大幅に下げられることが大きい。これにより米国は資源国に転換する。その埋蔵量は今後400年分という。

最早、中東の原油は必要ないらしい。それがもし真実なら、今の米国問題はあっと言う間に解決する。米国が資源を武器に今後、国際的にどのような活動をするのか注視する必要がある。これの効果は大きく、米国の再建の大きな足掛かりになることは否めない。

ただ、現状の経済は、大統領選では、オバマ氏が勝利したが、その行く手は、当面まだ厳しいものがある。しかしながら、この難局を乗り切れば、案外、明るい未来が待ち受けているかもしれない。将来、予測される「世界同時恐慌」にも、米国は耐えられるだろう。

欧州はユーロが、ギリシャの不安定化に発し、デフォルト(債務不履行)から、若干、脱しつつあるように見えるが、根本的なものは何一つ解決していない。急激に作り上げたモザイクのユーロの再生は発想の転換をしないと、回復は困難だ。現在は、不安定下の一時的な安定だろう。依然、不透明な状況が今後も続くだろう。このトンネルを抜けるのは容易ではない。

急激か、緩やかかどうかは別にして、これらの地域は、アップダウンしながら確実に落ちていくのは止められない。2013年も、ユーロは更に悪化し、ずるずると不安定に展開され続けると見て間違いはなかろう。ユーロの悪化が、世界に多かれ少なかれ影響していくことは変わらない。結局、今後、破綻の連鎖、混乱、再生ということになるだろう。

日本としては、アジアに基盤を確実なものとしながら、より多面的、重層的に展開することが望まれる。もちろん、それは楽な展開ではないだろう。ある部分は捨てる勇気も必要だ。つまり中国市場だ。

中国は人件費高騰もあり、インフレの問題もある。金利を上げてインフレを抑制すれば、内陸部のインフラ整備が遅れ、成長率に減速がかかる。バブル崩壊は時間の問題だろう。尖閣問題で、中国は政経一体と改めて確認した。中国を経済で太らせても、民主主義経済体制側には、あまり貢献しない。最早、中国を準同盟先と考えるのは止めざるを得ない。

今後は、インド、東南アジアの成長率が高まる可能性が高い。ただし、インフレが、成長を抑制するのは途上国に見られる共通の現象だ。それらをうまく運営できるようにアドバイスするのは日本の役目だろう。日本としては、インドを中心に東西の国々を見ていく仕組みが重要だ。結果的に、日米印トライアングル同盟の推進につながるだろう。

現状、TPPに参加することは、日本にとってメリットはないが、市場を環太平洋に拡げていく意識は、仮に海外と直接関わりが無くても、国民一人一人が持つべきだろう。環太平洋地域への一つ一つの国ごとに、日本の貢献が、これからの日本の将来を決めていくことになる。結局、日本人全体の意識を変え、国内改革を急ぐ必要がある。

その他の国々の状況は、日本にとって、2012年とあまり変わらない。言えることは、資源国は、米国のシェールガス、シェールオイルの増産によって、厳しくなっていくことだろう。日本にとって、資源戦略の再構築は、非常に大切になってきた。過去の戦略を大幅に変更する必要がある。

次回に続く。

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