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2012年12月 4日 (火)

高齢者市場再点検 その九

今回の高齢者市場再点検は、リフォームを考えてみたい。

老い先短くなると、人間、掃除もしなくなるようだ。確かに両親の場合も、そのようであった。流風が実家に帰って、時々掃除を頼まれたが、あまり掃除をしていない雰囲気だった。確かに小さい掃除は母がやっていたようだが、大きな掃除となると、身体がきついからと言って、放置状態。

そうかと言って、業者に頼むのを母は嫌ったから、最悪の状態。人間、清潔な状態を保つことは健康にもいいことは分っていても、段々できなくなる。ただ、高齢者が、掃除、部屋の模様替え、リフォームをやらなくなると、危ないようだ。

ということは、日頃から、それをやってもらう人の確保が必要だ。昔のように、多世代同居は少ないから、業者に頼むことも考えておかなければならない。

細かい掃除は毎日、中ぐらいの掃除は1週間ごと、大きな掃除は1か月ごとにして、年末の大掃除はパスしていいだろう。部屋の模様替えは3か月毎。それらをできることとできないことを整理して、業者に頼めばいい。

ただ業者の選別はなかなか難しい。便利屋に頼むのはいいとして、結構料金が高い。お掃除サービスも、基本的に金持ち相手のビジネスだから、一般は使うことはなかなか難しい。となると、専業ではなく、副業的にやっている業者が望ましい。

シルバーセンターに頼むのもいいが、どれくらいの技術を持っている人が来るかわからないし、どれくらい身元もしっかりした人か不明だ。家の中に入れるには、それなりに信用できる人でなければならない。その辺が、難しいところ。

またリフォームは、マンションの場合は管理会社が修繕計画を立ててくるから、外観に関しては、それほど気を配ることはないが、内装に関しては、やはり10年サイクルでのリフォームが望ましい。室内環境の改善は健康にとても大切だが、高齢者は、やや無頓着な人が多い。そうすると、室内はすすけてきて、気分も晴れやかにならないはずなのだが。

それは戸建てでも同様だ。戸建ての場合は、自分で修繕計画を立てなければならないが、一般には、あまりそういう意識が薄い感じだ。それは高齢者も同様。長い間、リフォームもせず、朽ちるままの家に住んでいる高齢者もいる。

お金がない場合は致し方ないが、そうでない人も、同じ傾向がある。そこにリフォーム業者が営業できているかと言えば、そうではないだろう。彼らは需要がどこにあるか、分りかねている雰囲気だ。たまに、家の外観状態に見て、訪問販売がくるくらいだ。

やはりリフォーム業者は日頃からのお付き合いが大切と思う。ということは、便利屋のような付随事業(例えば、掃除、家具の移動、不要家具の処理代行、ごみ処理代行、庭の木々の手入れ等)が必要だと思う。そこから、家の室内の状況が把握できるわけだから、計画的な修繕計画というプレゼンテーションが可能になる。

高齢者にとっても、それがリーズナブルな価格であれば、有難いことだし、活用するかもしれない。リフォーム業者は長期的な視点で、サービス前ビジネス(ビフォアサービス)をすることが問われているのではないか。町の電気屋さんならぬ、町のリフォーム屋さんが求められる。

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