適正利益とは
先日の新聞記事で、ある消費者金融のトップが、適正利益で利益を取り過ぎないことが大切と主張していた。裏には株主の過剰な配当要求が減っていることがあるようだ。企業は、株主、得意先、従業員、協力企業から成っている(広い意味では、顧客・エンドユーザーも含めるが)。
企業を存続するためには、利益を確保しなければならないが、利益配分が過剰に偏ると、企業の存続自体、危うくなると分ったのであろう。更に将来のリスクに備えて、内部留保も必要だから、経営者にとって、利益の配分には十分気を配らなければならない。
それでは適正利益とは、どの程度を指すのだろう。それは業界によって異なるかもしれない。それでも、社会全般との平均にも配慮せざるを得ない。特別の業界だけ、過剰な利益を計上し続けるのは、ある意味、異常であろう。それは健全な姿ではない。
経営者は、常々、適正利益について、考え続けることが大事なのかもしれない。それによって、今後の事業のあり方さえ、見通すことができる。やっと適正利益の大切さについて気づいた、先に上げた消費者金融は、業績を上げるかもしれない。
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