« 平成25年初詣 | トップページ | 播磨国総社~第二十二回三ツ山大祭について »

2013年1月 5日 (土)

平成25年の干支~癸巳

今年、平成25年の干支は癸巳(きし、みずのとみ)だ。要するに蛇年。ただ、干支では蛇とは表記せず「巳」だ。子供の頃、近所は田んぼが多かったこともあり、あちこちに蛇がうろうろしていた。当時は、ネズミも多く、餌に困らなかったからだろう。青大将や蛇の種類は分らないが、いろんな蛇があちらこちらにいた。

権太の子供たちは、蛇を捕まえては、振りまわして、近所の子供たちを泣かせていた。蛇は子供たちには怖い存在だった。蝮もいたから、その危険性は親からも教えられていたから、当然だ。権太は、そのことをよく知っており、青大将等を振りまわすのだが、他の子供たち、特に女児は、ワーワー言って泣いていたものだ。

確かに蛇はとぐろも巻くし、舌を出して、あのしゅっしゅっと言わせながら歩くのは不気味でもあった。野原から突然出てきて、舌を出して威嚇するから、驚きも大きい。まあ、彼らも身を守るために必死なのだが、子供には、そのことは分らない。恐怖感に襲われるだけだ。

ところが、子供の恐怖感とは違って、母は蛇を決して傷つけてはなりませんとよく言っていた。時々、ヤツデに絡みついている蛇の抜け殻を取って、「これを財布に入れておくと金持ちになる」とか言っていた。また「家には、白蛇がいるから、それに悪さをしてはいけません。白蛇は家を守ってくれているのだから」と言っていた。

白蛇は見たことがない(子供時代、それらしきものを見たような記憶もあるにはあるが、うろ覚え)のだが、山口県岩国市には、白蛇がいるらしい。福運金運の神として崇めたため、現在まで生存しているらしい。母と同じような考え方が、昔、あったのだろう。岩国に多く残っているのは、人々が神様と崇めて、保護するから、家の近くに棲み続けてきたようだ。

流風は、はっきりと白蛇を見た記憶はないが、時々、家の天井で、しゅっしゅっと蛇の歩くような音がしていたり、ぱたんという音がしていたから、蛇が棲んでいたのかもしれない。また、一般に蛇は水を好み、川沿いや田んぼの小川近くによくいた。また雨降りの後によく出現した。昨年、近所や畑て、蛇と出くわしたが、やはり雨の後だった。

干支の話に戻すと、「癸」には、「揆(はか)る」に相当する。あの一向一揆の「揆」だ。この意味は、種子に宿った生命体の大きさが計られる程になったことを表すようだ。「巳」は、「已(や)む」で、万物が繁盛の極みになった状態を指すらしい。昨年までに蒔いた種が芽を出し、草木が伸長したものが、大きく育ち生い茂るということだ。

ところで、過去の癸巳の年に何が起ったかについて、兵庫県立図書館から頂いた資料をもとに記しておこう。残念ながら、いいことばかりではなさそうだ。

まず753年(天平勝宝5年)には、摂津国に津波が押し寄せている。その被害は甚大だったらしく、この年、田租を免除している。イメージとしては、関西に地震による大津波が押し寄せるということだろうか(*注)。関西人は、しっかりと用意と準備が大切と言うことかもしれない。

1053年(天喜元年)には、藤原頼道が平等院内に鳳凰堂を建立。1173年(承安3年)には、平清盛が大輪田の泊に経島を増築。これは日宋貿易を拡大するための投資。1413年(応永20年)には、播磨国朝光寺(現、兵庫県加東市畑)の本堂再建。源平合戦で焼失したものを移転して再建したもの。なお昨年、75年ぶりに大改修がなされた。

時代が飛んで1953(昭和28年)には、韓国の李承晩が勝手に設けた、俗に「李承晩ライン」により、日本の第一大邦丸が韓国警備艇に拿捕され、機関長は射殺された。その他にも多くの漁民が殺された。彼らは戦争中に、やられたことをしつこく言うが、やったことは忘れてしまっている。これが竹島問題の根っこにあるもので、日本人が韓国を嫌う理由だ。

なお、日本では、同年、衆議院で吉田茂首相による「バカヤロー解散」があった。少しニュアンスは異なるが昨年末の野田首相による解散も似ているような気がする。「バカヤロー」という気が動いたのかも(笑)。そういう意味では、政党再編は近いかもね。

いずれにせよ、日本は、いい意味でも悪い意味でも、これまでとは大きく変わるかもしれない。大きい変化はリスクとチャンスの背中合わせ。庶民は、その変化に気後れしないようにしたいものだ。

*注

単に巳年の大震災を見ていくと、次のようだ。

  1185年 文治大地震(京都)

  1257年  正嘉大地震(関東南部)

  1293年  鎌倉大地震

  1317年 京都大地震

  1449年 山城・大和大地震

  1965年 静岡地震

こうしてみると、巳年には、京都方面で地震が多い。

|

« 平成25年初詣 | トップページ | 播磨国総社~第二十二回三ツ山大祭について »

考え方」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 平成25年初詣 | トップページ | 播磨国総社~第二十二回三ツ山大祭について »