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2013年3月25日 (月)

「ワード・イン・アート~字は絵のごとく 絵は字のごとく」観覧

久しぶりに、横尾忠則現代美術館に行ってきた。開館記念展Ⅱは、「ワード・イン・アート~字は絵のごとく 絵は字のごとく」というテーマ。彼の作品は、鑑賞するというより観覧して眺める感じだ。彼が語るように、瞬間瞬間のひらめきをアートにしているため、深く鑑賞するには分り難いものも多い。よって観覧側にも、それなりの感性が求められる。

要するに、ぱっと見てぱっと分るのは分るし、何度見ても分らないものは分らない。すなわち、彼の作品は、彼が今までに得てきた数々の情報(例えば、描いた時の社会情勢、当時、接触した人物、彼の経験の積み重ね等々)が脳にインプットされたものが、一瞬のうちに具現化されたものだろうから、観覧者には、結果的にそうなる。だから観覧者のレベルで、作品の印象は様々だろう。

さて、今回は彼の作品の中に文字が組み込まれた作品が展示してあった。その表現は様々で、絵の中に自然に溶け込んでいるものもあれば、不自然に、まるで「セール中」のように文字が上書きされているものもある。だから、文字を絵の一部として彼が強く意識しているものは、ある意味、絵と一体化されておらず、不自然なものもある。この展覧会のテーマのようには受け止められないものもある。

よって、作品としては、観覧者からすると、いいものとあまり良くないものとが混然一体になっていた感じを受ける。一部は、どこか不自然なのだ。それが彼の作品の意味するところであれば、それは仕方ない。それが彼の表現手法なのだから。

だが、文字を果たして、そこまで意識する必要があったのだろうかとも思える。場合によっては蛇足に映る。文字が絵を活かす場合もあるが、文字が、折角の絵を殺してしまう場合もある。観覧者に文字で意識させる必要があったのか。それは彼が商業分野から出発していることと無縁ではなさそうだ。

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