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2013年4月 9日 (火)

容色の変化を悲しむ女性~『梁塵秘抄』

男は、あまり容色の変化は気にしない。せいぜい頭の上が寂しくなったと嘆くぐらいだろう。その点、女性は、加齢による容色の変化を強く気にかけられるようだ。だが、年齢に抵抗しても、たかが知れている。

美魔女なんて、年齢を感じさせない努力をされている方もいると聞くが、内面が伴わなければ、無駄な抵抗だろう。昔の人が言ったように、美しく老いる方が理にかなっている(*注)。

さて、『梁塵秘抄』でも、女性が自分の容色を変化を嘆くものがある。それが次の一文。

 鏡曇りては 我が身こそ やつれける

  我が身やつれては 男退け引く

つまり鏡を見て、自分の容色が落ちていることを嘆いているのだ。こんな身になれば、近づいてくる男もいないと。

となれば、何が必要か。昔は、顔の肌はつるつる、ぴちぴちで、艶艶ボディであったことを知っている異性ということになる。パートナーの男は、昔のことを知っているから、まだ耐えられる。となれば、昔の面影が残った写真とパートナーを大事にしなさいということ(笑)。

*注

「美しく老いる」とは、過去の経験を活かして、教養や知識を知恵に高め、それでいて謙虚な生活態度をすること。

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