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2013年4月 8日 (月)

愛は惜しみなく与う、とは

愛は惜しみなく与うは、トルストイの言葉として有名だ。彼は、愛する人には、愛は与えて与えまくっても惜しくない、と言いたかったのだろう。残念ながら、そういう相手は見つからなかったなあ(苦笑)。多分、与えられる愛を期待しすぎたのだろう。プレゼントでも、まず与えてからスタートする。それもなしに、何の展開もあり得ない。それは愛も、そういうことかもしれない。

ただ、有島武郎は、トルストイの言葉から、「愛は惜しみなく奪う」と言って、愛の本体を見破っている。多分、それは愛を与える方と受ける方のアンバランスから来るものだろう。愛を受ける方の過大な自尊心が引き起こす。

そういう意味で、トルストイの言葉も、有島武郎の言葉も、愛のある一面を表しており、正しいのだろう。もちろん、冷静になれば、トルストイの言葉の方が正しいし、与える方が本当の愛なのだろう。だが、人間というものは難しい。それは対象によって、結果が異なる。やはり、結局は与え与えられるという相性に行きつく。

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