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2013年5月30日 (木)

子どもは大人の父~ワーズワースを思う

人生一回り60年と言うけれど、流風も、やっと一回りした勘定だ。また世の中は、60年で一回りするという。だから60年前と今は、似ているのだろうか。ただ、今年生まれた赤ん坊と流風の世代は似たような考え方をしたり、人生を歩むかもしれないし、嗜好も似たようなものになるかもしれない。

そういうことを思ったからというわけではないが、今回は有名なイギリスのロマン派詩人、ウィリアム・ワーズワースの詩を取り上げてみたい。ただ、英語読解力は乏しいので、解釈は、想像の域を出ないことをお断りしておく。

題は、“MY HEART LEAPS UP WHEN I BEHOLD”という超有名な詩。

My heart leaps up when I behold

A rainbow in the sky:

So was it when my life began:

So is it now I am a man

So be it when I shall grow old,

Or let me die !

The Child is father of the Man:

And I could wish my days to be

Bound each to each by natural piety.

1802年3月26日に作られた短い詩だけれど、彼の強い思いを感じる。1770年4月7日に生まれたワーズワースは、幼くして母を亡くし、そして少年期に父も亡くした。5人兄弟だから、天涯孤独ではなかったはずだが、母が亡くなってから、外に出されているから、彼の心の成長に微妙な影を落としているかもしれない。

ただ、彼を優しく見守った婦人たちがいたようで、そこに救いがある。そして、この詩の根底には、子ども時代の言いしれぬ孤独と戦いながら、自然を友達に過ごしたことによる、自然への感謝と賛歌があるように思う。

日本では、“The Child is father of the Man”の句が特に有名で取り上げられることが多く、直訳すれば、「子どもは大人の父」となるが、これは、本来、子ども時代の思いは、大人になっても変わることはないと言っているように思う。日本では、「三つ子の魂、百まで」という言葉があるが、それと少し似ている。

ワーズワースと比べれば、幼年期も少年期も両親健在で過ごせたことは感謝しなければと思う。でも、子どもの頃に、親を亡くしても、周囲が見守ってやれば、子どもは、それなりに立派に成長するという証かもしれない。ちなみにワーズワースは、ロマン派詩人としては、長生きで、80歳まで生きている。1850年3月12日に亡くなっている。

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