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2013年6月12日 (水)

黒田長政の『掟書』を読むⅡ その五

今回の黒田長政の『掟書』では、政治のあり方を述べている。

国主たる人は慈愛を旨として、人をあはれみ恵む事肝要也。罪人ありともむざと罪すべからず。国中に罪人有るは、政事正しからずして、裁判を行ひ届かざる故也と知るべし。常(つねに)能(よく)吟味を遂げ、あらかじめ罪人のなきやうに、国政を執行すべし。賞罰にくはしく、吟味を経て、人を罪する事は、仁道によりて申付べき事肝要也。

要するに、犯罪が起こるのは政治の責任としている。当時と現在の日本では国情は異なるけれども、政治の善し悪しで犯罪が起るのも確かだ。ただ、当時は年貢の厳しい取りたてで、生活に困窮し、犯罪を犯す人々が多かったことから、この掟では、人を罰する場合、その背景をしっかり調べるようにと記している。民を大切にした黒田家の戒めと言えるだろう。

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