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2013年6月 5日 (水)

黒田長政の『掟書』を読むⅡ その一

今回から、「黒田長政の『掟書』を読むⅠ」に引き続き、「黒田長政の『掟書』を読むⅡ」を記す。内容は、組織運営における人間観だ。

凡(およそ)君臣傍輩万民の上迄も、相口不相口という事あり。

主君の家臣を仕ふ事、此意味有る事を知りて、常に思慮を怠らず、よく慎みて油断すべからず。

家人多しといへども、其中に主人の気に応ずる相口成るもの、善人なれば国の重宝となり、悪人なれば妨げと成るものなれば、是軽々敷事にあらず。

彼は、相口不相口という言葉を使って、要するに、人間社会にはウマが合う、合わないということがあるとし、それをよく理解して、組織を運営する必要があると指摘している。

ただ、君主とウマの合う家臣が善人だと、国に幸いだが、悪人だと国には害悪になる。これを防ぐには、君主は、人間をよく観察せよと指摘しているようにも聞こえる。

単に好き嫌いの感情で判断すると、人を見間違えると言っている。これは現代社会の、あらゆる組織についても言えることだろう。

次回に続く。

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