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2013年6月19日 (水)

ポスト安倍は誰か

G8では、安倍首相は一人悦に入っているようだが、アベノミクスは、将来の恐慌ネタをばらまいているだけだ。現在、景気がよくなっているというのも、所詮、作られた数字に過ぎない。もちろん、全てが全て政策が間違いと言うつもりはない。だが、見掛けの数字で喜んでいられる状態ではないだろう。彼の上調子の話しぶりには懸念を感じる(*注1)。

また北朝鮮外交では、米国に知らせず秘密外交を展開しようとして、米国から睨まれている。これは小泉元首相と同じことだ。小泉元首相も、米国と相談せず、「日朝平壌宣言」を出して、米国から睨まれ、その後は米国に対して土下座外交を展開し、日本は多くのデメリットを背負った。安倍首相は、この事を学ばず、同じ様なミスをしている。既に、彼の首相としての政治生命は風前の灯と言えないこともない(少なくとも、米国に急所を握られている)。

それに、安倍氏が指名してなった高市自民党政調会長が、福島原発事故で直接の死者は出なかったと発言し問題になっている。やはり、自民党の驕りの発言が出てきた。福島原発事故被災者の事は何も考えていないのだろう。よって首相も同様のことを考えているのだろう。

彼女の発言は、安倍首相の原発再稼動の意向を受けての発言と見られている。大体、福島原発事故処理の目処や使用済み核燃料の処理方法も確定していない段階で、原発再稼動はありえないだろう。自民党と原発推進勢力の癒着が見え隠れする。また再稼動は、米国の意向を汲んだとしても、拙速ではないか。

更に安倍政権には、ネットを含め言論封殺の動きがある(*注2)。安倍首相も、元外務官僚を批判するなど、おかしな言動が目立つ。元外務官僚は現在、民間人だ。何を言っても許されるはずだ。外交手法には色々考え方があるだろうが、安倍首相のトップとしての発言としては決して容認できるものではない。言論の自由を否定するだけでなく、彼の器のなさを感じる。彼では政権運営は無理だろう。

それに、怪しい思想信条の日本維新の会(平成28年現在のおおさか維新の会)と組んで、憲法改正を急ごうとしたりして、民主主義を破壊しようとしている。彼らと意思疎通できるということは、彼も、かなり極端な政治思想の持ち主だと言えるだろう。彼らと結託しての拙速な憲法改正は、極めて危険だ。彼らは、右翼だとは言わないが、独裁者志向が強い。危険な全体主義の臭いが漂って来つつある。

早く自民党は、本来の党の持ち味である自由な雰囲気を持ったポスト安倍を決めるべきだろう。野党も、彼を引きずり降ろすべく動くべきだろう。首相がころころ変わるのはよくないが、彼ではどうしようもない。何度やっても、器のない者に日本のかじ取りを任せられない。この流れを止めるべく、野党も国民も、もっと危機感を持つべきだ。

*注1

確かに円安により、輸出企業の利益は、消費税の還付等により、膨らんでいる。ただし、それらの利益の行き先は、多くは株主への配当であり、内部留保に回される。結果的に、内需が盛り上がることはない。むしろ円安による輸入物価の上昇により、国内経済は悪化気味だ。

*注2

実際問題、ブログ等は、恣意的なネットワーク管理ソフトにより、アクセス制限がかけられ、言論の自由を損なっている。

*平成25年6月20日追記

自民党の高市政調会長は、原発関係の発言に対し、謝罪し発言を撤回したそうだが、過去の大臣たちの失言からすると、あれは彼女の本音だろう。自民党には、原発被災者の気持ちが分らない人達がトップ層に居ることが判明した。福島の被災者の方が言われていたが、自民党政治家は、彼らの事など、どうでもいいのだろう。

*平成25年7月6日追記

自民党が、TBSの報道番組が野党寄りだと批判して、自党の議員を出演させないとか言っていた。どうも最近の自民党は、器が小さい人ばかりという印象を受ける。これは小選挙区制の弊害かもしれない。市会議員レベルの人たちが、国会議員になっている感じだ。これは、もちろん、他の党にも同じことが言える。ちまちました議員が多すぎる。

*平成25年12月27日追記

ついにと言うか、予想されていたことだが、安倍首相が昨日、靖国神社に参拝した。これは小泉元首相と同じ過ちを繰り返している。確かに靖国神社の成り立ちは複雑だが、首相は参拝すべきではないだろう。首相を辞めれば、いくらでも参拝できるが、小泉元首相が頻繁に参拝しているということは聞かない。

首相という立場は、外交的に複雑だから、参拝したことは大きな失敗だろう。自ら墓穴を掘ったに近い。最近の中国、韓国の外交は子供じみているが、安倍首相も、それに倣ったとしたら、彼らのことを笑うことはできない。米国あたりは、真剣にポスト安倍を工作するかもしれない。表題の通り、「ポスト安倍」は誰か、まもなく話題になるだろう。

*平成26年2月20日追記

安倍政権がNHKを取り込もうとして、息のかかった人物を選び、会長や委員に選定されているが、彼らの考えを主張して、米国から牽制されている。一体、何をやっているのやら。政治が全く分っていない輩たちだ。民間人であれば、何を言おうと自由だが、NHKのような公共放送に於いては、発言は自ずと制限される。兎にも角にも、安倍政権の周りには口の軽い人物が多過ぎる。結局、彼らが安倍政権の寿命を決してしまうだろう。

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