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2013年6月 7日 (金)

個と全体のバランス

アジア最終予選でオーストラリア戦を引き分け、サッカーの2014年ワールドカップブラジル大会出場を決めた後、本田圭佑選手は、笑顔一つなく、次のように語ったという。

 「どうやって自立する選手になって個を高められるか」

日本のサッカーチームにどういう問題があるのか、流風はサッカー事情に詳しくないので、論評はできない。ただ、本田選手の真意は分りかねるが、各人が主体的に自分で考え、自律的に動くサッカーを促しているのかもしれない。世界のチームで活躍するが故に、日本の選手に歯がゆいものを感じたのだろう。

どの世界でも、個と全体の問題はある。いくら、すぱらしい能力を持っていても、チームとして、ばらばらであれば、全体として機能しない。また逆に、チームとしてまとまっていても、個が他者に寄り掛かっていては、強くならない。仮に、一つの個が突出して全体を引っ張っていても、そこには限界がある。

よって、個は、他の個の存在価値を認めつつ、自分という個を全体を睨みながら、現状を否定して、常に高めていくことが求められる。また、新しい目標に向かって、全体から個のそれぞれの役割を客観視し、不足を補う努力も必要もある。組織に於いて、個の意識を高めるには、それなりの課題を明確にし、個に落とし込むことが求められる。

*追記

少し回りくどく記してしまったが、簡単に言えば、個は全体であり、全体は個であるということ。サッカーの例をとれば、11人のプレーヤーは、それぞれの持ち場のリーダーであると同時に、場合によっては、皆、全体のリーダーになりうるということ。各人に、そのような自覚と心構えがないと、戦いに勝利することは難しい。以上のことは、あらゆるサービス組織にも言えることである。

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