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2013年6月11日 (火)

黒田長政の『掟書』を読むⅡ その四

今回の黒田長政の『掟書』は、以前にも少し触れたが、人材登用と褒賞に関するもの

他所の浪人名高きものなりとも、大禄を惜ず、招き寄る事取捨すべし。又主将たる人は、臣下を始め、万人の目利を第一とす。されども我一人の目利を以、小身無礼の者共より、むざと大身に申し付くる事、大なるひが事也。堅く慎み能(よく)思案すべし。軍功有る者には、大身小身によらず、賞禄を惜ず与ふべし。凡(およそ)治世の褒美は、金銀にしくはなし、其旨能々工夫すべし。

要するに、人材は内部で育成し、ヘッドハンティングするなと言っている。また、トップ独断で抜擢人事することも戒めている。そして、成果を上げた者に対しては、身分の上下関係なく、金銭で褒賞を思い切り与えよとしている。

彼は、臣下に褒賞を与えるため、「富貴は望まず」を生活信条として、相当厳しい倹約家だったと伝えられる。それは生活苦の家臣たちを援助するためでもあった。そういうことが、家臣団の結束を強くした。黒田家の礎は、そのようにして築かれた。

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