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2013年6月19日 (水)

黒田長政の『掟書』を読むⅡ その十

黒田長政の『掟書』を読むⅡは、今回の、その十で最終です。そこには、困窮している家臣を救えとしている。

諸士無力に及びては、不慮の事ある時は、用に立たざるものなれば、兼て無力に及ばぬやうに心を付べし。

要するに、家臣たちが経済的に困窮していては、いざという時、役に立たないと言うのである。ただ困窮にも色々あり、それが、本人では防ぎようのない不幸や家族の不幸から出たものは仕方ないが、本人の贅沢、遊興等、本人の不始末から生じたものは、罰することはしても支援はしないとしている。

以上のように、『掟書』黒田家が、家臣たちの内情に、常に目配りし、家臣団の結束を強めていたことが分かる。組織というものは脆い。蟻の掘った穴でも、崩れていく。これは現代社会で言えば、社員の生活管理までしていたということだ。今は個人のプライバシーがうるさいが、社員の生活指導は、組織運営に有効だろう。

以上

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