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2013年7月30日 (火)

交際の基本について~西村茂樹

今回は別に男女交際のルールほ記すのではない。交際というのは、別に男女関係に止まらない。人間社会は、誰も一人では生きていけない。ということで、あらゆる人間関係に於いては、交際というものが発生する。基本は挨拶だ。子どもの頃、挨拶は身を守ると、口を酸っぱくして教えられた。相手が挨拶を返しても返さなくても、いつも近所の人には挨拶をしないさいと。交際は、そこから始まる。

ところで、明治時代の文学博士であり、啓蒙思想家だった西村茂樹は、修身の必要性を説いた人物だが、彼は「交際十則」を、分りやすい言葉で著している。若い人たちには参考になるだろう。解説は付け加えず、それをそのまま紹介しておこう。

一、人と交わるには、まず「恕」の一字を知らざるべからず。恕とは思いやりのことなり。

二、人と交わるには、自他両立を忘るべからず。

三、信義を以て、人に交わるべし。我これにより人に対せば、人これにより我に対す。

四、断じて人を誹謗すべからず。

五、慈善の行いは、人と交わり、世に処するに、もっとも貴ぶところなり。

六、人の恩を感ずべし。しかも、必ず、これに報ゆるべし。

七、報復の念あるべからず、仇は忘るべし。

八、傲慢なるべからず。言語の傲慢あり、挙動の傲慢あり、すべて心の傲慢に発す。

九、他の権利を尊重すべし。己の権利を主張するに過ぐるべからず。

十、約束を守るべきこと。ただし、必ずしも履行するを要せず、不正なる約束は履行せざるを正しきとなす。

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