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2013年7月 8日 (月)

狂言『伯母ヶ酒』について考える

今年(平成25年)の姫路城薪能では、狂言として『伯母ヶ酒』が演じられるらしい(*参考参照)。そこで、覚えとして、内容を若干流風的に解釈して記しておこうと思う。

出演するのは、酒屋を営んでいる伯母と、その甥で酒好きの男。流風なんて酒は、ほとんど飲めないから、たまに買う時は銘柄を色々選んだりするが、本当の酒好きは、銘柄など関係ないらしい。その感覚は、よく分からないが、酒そのものに酔ってしまうのだろう。

さて、この伯母は、よく働くが、お金に細かい。商売人としては、あるべき姿かもしれない。よって甥が酒を無心しても、決して振る舞ったりしない。そこで、甥は、あの手この手で、伯母を説き伏せ、酒が振る舞われるよう仕組むが、ことごとく断られる。

しかし、ある時、変な決心をして、今回は何が何でも酒をせしめてやると思って、でかけるのだが、無惨にも失敗を重ねる。とぼとぼと帰ろうとするが、はたと思いついて、一計を案じる。すなわち、戻って、鬼が出たと嘘を伯母に告げる。

それから一旦退出した後、鬼の面を被って、伯母を脅かし、やっと酒をせしめる。伯母には、酒を飲む姿を見てはいけないと言って、一応警戒するのだが、酔うほどに、警戒が緩んで、寝込んでしまい、伯母にばれて、追われて幕。

これは何を意味しているのだろうか。人間は誰でも、恐れるものがあると言うことだろうか。また酒を飲めば本性を隠せないと言っているのだろうか。分りやすい笑いの中に、教えられるものがある。

* 参考 姫路城薪能

       http://himeji-takiginou.org/

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