« 広島への原爆投下は英国も共犯という事実から学ぶ | トップページ | 消費税の輸出還付金は廃止せよ »

2013年8月 7日 (水)

NISAは必要か

少し前から、証券会社や銀行から、「NISA(ニーサ)」の案内が来るようになった。NISAとは、少額投資非課税制度のことらしい。これは今年末で終了する証券優遇税制の代わりということだ。だが、そもそも不労所得に優遇税制は必要なのだろうか。国は、税収不足に苦しんでいるのに、税収を増やせる可能性のある税を軽減している。馬鹿げたことだ。

ちなみに、NISAの内容を確認してみると、次の通りだ。

一、2014年から2023年まで、非課税投資枠は毎年上限100万円だが、各年100万円の非課税投資枠は、その年しか使えない。

二、それぞれ投資した年から最長5年間の非課税期間が可能。

三、対象は、公募株式投資信託・上場株式等で、配当所得・譲渡所得が非課税になる。

四、口座開設は、満20歳以上の日本の居住者等。

五、非課税投資枠は、最大500万円だが、譲渡損が生じても、他の口座との損益計算はできない。

六、非課税期間中の換金は可能だが、生じた換金空き枠は再利用できない。

七、複数の金融機関等に口座を開設できない。NISAは一人一口座のみ。また口座内の上場株式等を他の金融機関等に移管できない。

こうして見てくると、NISAは、確かに配当所得や譲渡所得が非課税になって、一見メリットがあるように見える。確かに来年から証券優遇税制がなくなり、税率は、ほぼ倍になるが、ここで考えなくてはならないのは、今後の相場動向。

以前にも述べたが、世界の相場は、今後5年間ぐらいは下落傾向。今は不自然に上げているだけだ。すなわち、下落途上の上げ。そんな時に、一般投資家は、新たな優遇税制で新規に投資すべきだろうか。ここには、大きな罠が仕掛けられているような気がする。当面、お金は、低金利でも、金融機関等に休ませていた方がいいような気がする。NISAの勧誘に乗らない方がいいだろう。

*追記

なお、NISAは、若い世代の資産形成に必要と説く向きもあるが、私は若い人に、持ち時間の長さを活かした定額投資を勧めているが、NISAは累積投資には不向きである。

|

« 広島への原爆投下は英国も共犯という事実から学ぶ | トップページ | 消費税の輸出還付金は廃止せよ »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 広島への原爆投下は英国も共犯という事実から学ぶ | トップページ | 消費税の輸出還付金は廃止せよ »