« ゆっくり同じペースで登れ | トップページ | 順逆のこと »

2013年8月16日 (金)

ほどほどがいいということ

「ほどほど」については、以前ブログ記事として記した(2007年8月8日)。今回も、「ほどほど」ついて記したい。暑い時期になると、そういう風に考えたくなるのだろうか(笑)。前の記事は、『荘子』天地扁に記載されていることを参考に述べたのだが、今回は、『礼記』にある一文を紹介しておこう。

 傲(おごり)は長ずべからず。

 欲は従(ほしいまま)にすべからず。

 志は満たすべからず。

 楽(たのしみ)は極むべからず。

解釈は不要であろう。一応、蛇足的に解説すれば、次のようになるかもしれない。

「心の傲慢さというものは、放置すれば、やがて災難を引き寄せる。人間の欲望には限りがないが、心のままに、やりすぎれば、禍を生む。人間生きていくには志を持つことは大切だが、それが満たされたと思っては、人生は終わってしまう。楽しみを持つことはいいが、とことんまで行ってしまうと、逆に楽しみを失うことになる」と。

つまり、人生、ほどほどがいいということだ。いかに心の自制をすべきかを問うている。それにしても、この暑さ、ほどほどにならぬものか(苦笑)。

*参考

ちなみに『菜根譚』では、同様のことを次のように表現している。

 爽口(そうこう)の味は、皆爛腸腐骨の薬なり。

 五分ならば、すなわち殃(わざわい)なし。

 快心の事は、悉(ことごと)く敗身喪徳の媒(なかだち)なり。

 五分ならば、すなわち悔いなし。

|

« ゆっくり同じペースで登れ | トップページ | 順逆のこと »

考え方」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« ゆっくり同じペースで登れ | トップページ | 順逆のこと »