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2013年8月17日 (土)

順逆のこと

今回は、今までも似たようなことを記しているが、それを『菜根譚』から取り上げる。要するに、禍福は糾える縄のごとし、に通ずるもの。それは次のように表現されている。

 衰颯の景象は、すなわち盛満の中に在り。

 発生の機緘は、すなわち零落の内に在り。

 故に君子は安きに居りては、

 よろしく一心を操りて以て患を慮るべく、

 変に処しては、まさに百忍を堅くして以て、

 成るを図るべし。

解釈としては、若干、意訳をしてみると、次のようになるかもしれない。

「衰退の兆しは、最も勢いよく栄えている中に現れ、新しいものの種は、衰退しきった中に生じる。よって、為政者をはじめトップと言われる方々は、うまく行っている時ほど、将来の禍の種となる物が何なのか、冷静に考えて、対応を準備して、順境から転じて逆境になっても(その逆の場合も)、慌てず、ひたすら耐え、自らの志が成るように努めなければならない」

すなわち、順境と逆境はつながっているということだ。平生から、そう考えておけば、間違いはなさそうだ。

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