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2013年9月 5日 (木)

秋の月の漢詩 その一 「静夜思」

今朝起きると、少し寒かった。温度計を見ると、18度だから、なるほどと思った。酷暑の、この夏には、朝でも30度を上回っていたから、ぐーんと下がった感じ。身体も、ついていくのが大変だ。でも、食べ物が美味しくなる時期でもある。そして、少し感傷的になる頃でもある。

そこで、しばらく、秋の夜の漢詩を取り上げてみたい。今回は、学生時代に漢文の授業で習った、『唐詩選』より李白の「静夜思」。学生時代は、なぜ授業に漢文があるのか、不思議だったが、今では、習ってよかったと思う。そう思うのは、半世紀近く経ってからのことだから、教育効果は時間がかかる。それでは、久しぶりに接する「静夜思」を鑑賞してみよう。

  牀前月光を看る

  疑うらくは是れ地上の霜かと

  頭を挙げては山月を望み

  頭を低(た)れては故郷を思う

解釈は不要だろう。楽府題(がふだい)の一つで、正式には、唐代に作られたので、新楽府の一つ。よって大変、物悲しい漢詩だ。それにしても、31歳で、この詩作をするとは。残念ながら、同じ年齢の頃、寝そべって月を見て、そういう思いはしたことがない。当時は仕事で忙しく、そういう感傷には浸れなかったが、今は李白の思いを多少理解できる。

 

 

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