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2013年10月21日 (月)

同窓会と落語『指仙人』

長らく同窓会は開いていない。特に小学校、中学校については、全く音沙汰なし。今、会えば、誰が誰だか分らないかもしれない。まだ男の場合は、面影が残っているかもしれないが、女性となると、まず分らないだろうな。どんな人生を送っているのだろうか。まあ、知りたくもあり、知りたくもない微妙な心境。流風自身、成功した方ではないのだし。故郷に錦を飾るなんて、全く夢の話になってしまった。

さて、落語や小噺に『指仙人』というのがある。両方とも話は、ほぼ同じ。落語が小噺を引き伸ばしたと云われる。ある男が、昔、友人だった奴が仙人になったということを聞いて、遠くまで険しい山を訪ねていく。数十年ぶりにあった仙人の友達は喜んでくれて、四方山話に花が咲く。

そして、「こんな遠い所に、よくやって来てくれた。何が欲しい。欲しいものを何でも御馳走するよ」と言って、傍らの流れを指差すと、たちまち、それは酒になり、果物に指さすと肴になった。別れて帰ろうとすると、「貴様にも、何か土産をやろう」と言って、石ころに指差すと黄金になった。男は、びっくりして目を丸くしていたが、人間は哀しい動物。更に欲が沸く。

「いや、そんなものはいらん」。仙人、驚いて、「もっと大きいものが欲しいのか」と言うと、その男、応えて言うには、「お前の、その指が欲しい」というのがオチ。人間の欲は限りなく、「魔法のランプ」を夢見るということだろうか。流風も、同窓会を開くと、仙人になった友人に会えるだろうか。彼に何を望もうか(笑)。

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