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2013年12月 5日 (木)

脱原発に舵を切る原発企業

少し前に、原発ゼロを主張している小泉純一郎元首相の投げかけたメッセージが話題になっていたが、政治嗅覚の優れている彼には、どのような思惑があるのだろうか。確かに、彼の言っていることは、以前、拙ブログで主張していたから、概ね同意できることは確かだ。

ただ、彼がいい始めたということは、もっと違う観点があるように思う。それは色々解説されている。例えば、ロシアから天然ガスのパイプラインを引くための後押しだとか、米国のシェールガス輸入促進だとか。ただ真実は、今のところは分らない。

もう一つ考えられることに、脱原発に舵を切る原発企業の姿勢があるのではないかと思う。すなわち、原発企業も、国内の電力需要は今後拡大しないとなれば、ビジネスにうまみを感じていないかもしれない。更に電力供給面でも、原発再稼動は、しばらく難しいと考えているだろう。

確かに廃炉処理もビジネスになるかもしれないが、どちらかというと、後ろ向きの事業だ。それだけに、それほど利益は期待できない。そういうことで、原発企業は、脱原発企業への脱皮を目指しているのではないか。彼らは既に、そういう研究をしてきたし、原発より低コストの電力供給は可能で、ビジネスとして損益分岐点に近づきつつあると認識しているのだろう。

後は、国の後押しだけだと判断しているように思う。流風は、小泉発言は、彼らの意向を汲んでのことと思う。よって今後は、原発推進議員は、いずれ、梯子を外され、取り残される可能性は高い。彼らも早く舵を切り直すことだ。日本は、原発は、既に無くても十分やっていける。経済的にも不合理な原発は、最早、不要だろう。

*平成25年12月6日追記

経済産業省が、民主党が主張した「原発ゼロ方針」を転換すると発表したようだが、官僚は時代が読めていない。様々な考え方があるにしても、過去を踏襲する官僚にエネルギー政策を任せるのには限界がありそうだ。

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