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2014年1月25日 (土)

大阪商売の厳しさ

報道によると、JR大阪駅北側に展開している「JR大阪三越伊勢丹」が売り場面積を約6割縮小し、隣接しているJR西日本グループが手掛ける専門店街「ルクア」と一体運営する再建策を発表したという。大阪商売の厳しさを表したものだろうが、「JR大阪三越伊勢丹」のみが一人負けらしい。

一般に、大阪で成功すれば、どこでも成功すると言われる。それほど商売は厳しい。逆に東京で成功しても、大阪で成功するとは限らない。「JR大阪三越伊勢丹」のように失敗する例は極めて多い。

それは東京圏と比べれば大阪圏は市場が小さいこともあるが、単に論理では理解できないところがある。大阪はアジア系の商売をするのに対して、東京系企業は欧米系の商売をする。その違いを理解せずして、大阪に進出しても失敗するのは見えている。未だに、それを悟らないとすれば、東京系企業に学習能力が無いからだろう。

流風の理解では、大阪は、基本的に実質を尊重する。過剰なブランド信奉はしない。価値と価格のバランスは大切だ。その辺を理解してないと、誤った価格設定になる。そして、ビジネスは、アジア的。人間関係を重んじる。上っ面の人間関係ではない(*注)。

それは接客に於いても、見られる。一見の客でも、店員の接客対応で見破る。よって東京系の上品過ぎる接客は敬遠し、元気よく冗談の一つも言える販売員を歓迎する。まず、そこが入口だ。

店員の人間性が見えないと、百貨店と言えども、購買動機が薄れる。買う以上は、商品の割安感に加えて、別の付加価値が求められる。そういったことを理解しないと、東京系企業の大阪進出は、苦杯を舐め続けるだろう。

*注

人間関係は、関西だけに限らず、重要視されるだろうが、大阪は、単にビジネスだけに留まらない。また対象からの直接便益だけを期待しているのでもない。その辺に他所から来た者には、人間関係の構築の仕方が複雑に見えるかもしれない。

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