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2014年1月20日 (月)

思っているだけでは、、、、

在原業平の逸話に次のようなものがある。ある催しで、業平は大臣の家に着くが、近くに女車がある。どなたが乗っているのであろうかと覗き見しようとすると、下簾が風に吹かれて、さっと舞いあがったので、乗っている女の顔が、ちらっと見えたので、次の歌を詠って贈った。

 見ずもあらず 見もせぬ人の 恋しくは

   あやなくけふや ながめくらさむ

     (古今集476 在原業平)

業平の一目惚れの心情を歌にしたもの。

そうすると、素早く返歌があった。それが次の歌。

 知る知らぬ なにかあやなく わきて言はむ 

   思ひのみこそ しるべなりけれ

     (古今集477 詠み人知らず)

業平の歌の調子が弱く、本当の思いはどうなの、と業平を責め立てている(笑)。現代的に言えば、「はっきりしなさい」という言葉が当てはまるかも。今も昔も女性は強い。男は、気になったら、ぐずぐずせずに、結果を恐れず、はっきり相手に伝えることは大事です。

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