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2014年1月10日 (金)

ISO22000(食品安全)の有効性

アクリフーズ(*注)群馬工場の作った冷凍食品の農薬混入問題は、未だ原因が判っていないようだが、早く解決してほしいものだ。冷凍食品は、それほど食しないが、全く食しないかと言われれば、なかなかそういうわけにもいかない。冷凍加工品こそ、あまり使用しないが、素材の冷凍品は、時々使う。

ところで、アクリフーズの映し出される工場を見ると、「ISO22000認定工場」と看板が上がっていた。多分「食品安全」の分野で認定を取っているのだろう。ISO22000と言えば、非常に認定が厳しい。ただ、流風は、ISO自体、それほど必要とは思っていない。ISOよりJIS規格の方が、その有効性は高い。

なぜなら、ISOは、書類など形式を重んじ、現場の実態とは、かけ離れたものになりがちだからだ。そもそも日本の品質向上のやり方からしたら、ヨーロッパで生まれたISOは馴染まない。アクリフーズも、ISOというものの認証には努力しただろうが、現場レベルとの一体感が欠けたのではないかと思う。

この会社の今後の行方は判らないが、再生するとしたら、現場と一体になった小サークル活動も含めて現場重視の品質管理に、もっと力を入れて、ISOなどの形式的なやり方は見直すべきだろう。

*注

アクリフーズは、旧雪印乳業の冷凍食品部門を、マルハニチロが引き継いだもの。一部識者には、旧雪印乳業の悪い体質を改革しないままに引き継いだため、引き起こされた事故と指摘している。確かに企業体質は、そのまま引き継ぐと、悪いものまで引き継いで、何も改善されず、悪い結果を生む可能性は高い。

*平成26年1月25日追記

農薬混入した容疑者が逮捕されたらしい。この従業員は、かねがね低い賃金に不満を持っていたようだ。事実関係の取り調べは、今後、進むと思う。これが事実とすれば犯行は決して許されないが、企業側も、なぜ、このようなことになったのか反省すべきだろう。

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