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2014年5月21日 (水)

姫路ゆかたまつりの行方

姫路ゆかたまつりというと、たくさんの露店が並び、毎年賑わいを見せていた。ところが今年(平成26年)は少し様相が異なる。開催日は、例年通り(6月22日から24日まで)だが、今年は少し内容が違う。

というのは、例年、露店が700店以上並ぶのだが、露天商組合が組合員から暴力団への資金提供が明らかになり、組合が解散してしまったのだ。更に福知山での花火大会の事故により安全管理厳格化のため、露店は、露店運営協議会(姫路市、姫路署、住民らが運営)が公募することになった。

ただ規模は以前の五分の一以下の130店を募ったが、応募は少なく、結局、40店舗ほど。地元商店街関係者の店を加えても、70店舗ほど。少し寂しい感じだ。行政や当局が祭行事に介入すれば、大体が面白くなくなる。子供時代、露店の並んだ道を歩いたのが懐かしい。一体、どのような姫路ゆかたまつりになるのだろうか。

時代の流れとはいえ、露天商を排除して、ゆかたまつりが成り立つものなのか。少なくとも、賑わいには欠けるだろう。祭りは賑わいがあって初めて成り立つ。そういう意味では、露天商は、十分その役割を果たしてきた。彼らには一般人には見えないノウハウがある。

もちろん、これは新しいチャンスと言えないこともない。新しい催し企画などを追加して、歴史ある、このまつりを子供たちに思い出とのなるものにして欲しい。ただ、露天商の賑わいのノウハウが、きちんと継承されたものでなければ、ありきたりの平板な祭りになってしまう。ただ、それが懸念事項だ。

*追記

今年から露店の展開場所は、国道2号線いと十二所線の間で、大手前通りより西側の一定区間のみのようだ。ちょっと寂しい感じは否めない。ただ、神社の位置と大手前通りより西側の催しは少ないので、その地域を重点にする意図は分る。

*追記

祭は、為政者にとって、民衆のガス抜きだ。それを行政が管理し始めると、本来の祭の意味が無くなる。

*追記

新しい試みに失敗すれば、「姫路ゆかたまつり」は、勢いを失くし、消えていくかもしれない。

*追記

ちなみに平成26年の「姫路ゆかたまつり」の概要は次のようになっている。毎年、似たような内容だ。また例年のように、ゆかたを着用すれば、神姫バス料金が半額になったり、指定の映画館の映画鑑賞料金が割安になる。また文化施設への入場料が無料になる。

◎開催日 6月22日、23日、24日

        午後4時30分より9時30分まで。

◎催し内容

  ① 6月22日 

      ●子どもゆかたパレード  午後5時10分より

         姫路城三の丸広場→長壁神社→城南公園

      ●オープニングセレモニー 午後6時より

         城南公園にて、ステージ等

  ② 6月22日、23日、24日共通

      ●商店街イベント

         二階町、西二階町商店街にて各種催し、販促キャンペーン。

      ●ふれあいステージin城南

         城南公園にて

           太鼓演奏、ミュージカル、総踊りなど。

なお、荒天の場合は中止される。問い合わせ先は、tel 079-282-2012(自動対応)。

*追記

一般には、よく分からない露天商について、最近発刊された次の書籍が参考になる。祭を催す関係者は一読して欲しいものだ。

 厚 香苗著

  『テキヤはどこからやってくるのか?(露店商いの近現代を辿る)』

  (光文社新書)

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