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2014年7月 7日 (月)

姫路城の楽しみ方 第4回 狭間

今回取り上げるものが、姫路城の狭間(さま)。あの漆喰壁に開いている様々の穴だ。現在、内曲輪に残っているものだけで、997箇所あるらしい。記録では、全部で、2522箇所あった。

そもそも壁の漆喰は、防火や防水が本来の目的だ。姫路城で使われている漆喰は、消石灰、貝灰、苆(すさ)を海藻の銀杏草を煮た煮汁を濾過して作った糊で練ったもの。それをいろんな配合で用途に合わせている。これは火災に備えると共に、当時、普及していた火縄銃の射撃によって延焼しないようにするためのものであった。

その漆喰で作った壁に、様々の穴を開けている。形状は、丸、三角、正方形、長方形。丸、三角、正方形は鉄砲狭間で、長方形は矢狭間だ。本来、防御のための穴だが、見た目にもいいように配置されている。誰が、このようなものを考案したかは不明だが、結果的に、白い壁に幾何学的模様を成して、一つの見どころになっている。

なお、天守や櫓には、壁と同じ漆喰を塗って蓋をしておき、いざという時には蓋を取って、攻撃できる「隠し狭間」もある。

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