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2014年8月25日 (月)

シェイクスピアのソネット

欧州文学には、中世イタリアに発するソネットというものがある。流風は西洋文学に疎いので、詳しいことは分らないが、十四行詩のことだ。ただ、15,6年前に、シェイクスピアの『ソネット集』(岩波文庫。高松雄一訳)を購入し、時々パラパラと開けて読んで楽しんでいる。154扁の詩から成っているが、どこから読んでも面白い。例えば、次の一篇。

実のところ、眼を見て、あまえを愛しているのではない。

眼は、おまえのうちに無数の欠点を見ているのだ。

だが、心のほうは、眼がさげすむものを愛している。

心は見えるものに逆らって、熱愛をささげたがる。

耳がおまえの声音を楽しむのでもなければ、

鋭い触感がいやしげに撫でまわしたがるのでもない。

(第141より一部抜粋)

これらは実際はシェイクスピアの作品ではないかもしれないと言われている。どちらかと言うと、いろんな人が作った詩や手紙から、彼が取りためた資料に近いかもしれない。ただ、能と『閑吟集』の関係と云う訳ではないが、シェイクスピアの作品の底辺に流れるものは見つけられるかもしれない。この詩集が彼の作品のペースかもしれないと思いながら読んでいる。

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