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2014年8月27日 (水)

「貯蓄」再考

改めて「貯蓄」の意味を考えてみたい。多くの人が、どこかで解説を聞かれていると思うが、蛇足的に記す。

まず「貯」という文字は、「貝」と「たくわえる」という意味の「宁」から成る。よって「貝をたくわえる」という意味になる。「畜」という文字は「田」と「玄」から成っている。「玄」は、「やすめる」という意味。よって「畜」は「田を休める」という意味。

つまり、「貯蓄」は、「貝をたくわえ、田を休める」となる。今は、お金を貯めるぐらいの意味で使うことが多い。「貯蓄」の本来の意味を、仮に「お金」で考えると、単にお金を貯めるだけでなく、価値を生むものを休ませる意味もある。これは示唆的だ。

また、「貯蓄」は何もお金だけではないだろう。お金の貯蓄も大切だが、「物の貯蓄」も一定程度必要だ。あるいは次のように指摘する人もいる。いわゆる「人の貯蓄」だ。人は選ぶ必要があるが、有益な人は「貯蓄」しておくことも大切だ。目先だけでなく、長い人生での「人の貯蓄」は人生を豊かにしてくれるというものだ。

更に次のように言う人もいる。「善の貯蓄」だ。以前、「一日一善」という標語が話題になったが、見返りを求めない「善の貯蓄」は、心を豊かにしてくれる。「貯蓄」も、いろんな意味合いとして捉えることができる。

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