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2014年9月25日 (木)

秋の端唄 その一

最近は、端唄を唄う老人も少ない。そういう風情と言うか、遊び人は減ったのかもしれない。昔は、花柳界で浮名を流して散財し、その時に覚え習った端唄を思い出して謳うというパターンは、各地で見られたようだ。

今回は、秋の端唄を紹介しておこう。

 ぬしのたよりを

 わしや菊月の

 月より心は

 うはのそら

 とんとこのごろ

 蘭菊の

 おまえはわたしを

 捨菊や

 そふいふき菊と

 しら菊と

 ほかのつまをば

 かさねぎく

 まだ秋はてる

 ころでなし

 月にばつかり

 うかれずと

 雁にもたよりを

 しやしやんせ

秋を象徴する菊。まだ白い菊も黄色い菊も咲いていないけれど、秋や菊に言葉を重ねる技。飲み屋の姉さん方も、季節に合わせて、これくらい、洒落た歌を詠って欲しいものです(笑)。

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