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2014年10月 5日 (日)

『播磨と本願寺』展(兵庫県立歴史博物館)に行く

先日、兵庫県立歴史博物館で始まった『播磨と本願寺~親鸞・蓮如と念仏の世界~』展を観覧してきた。家とは宗派は異なるが、地域文化を知るためには大切と思って行ってきた。大河ドラマ『軍師 官兵衛』でも、登場したように、播磨では、当時から浄土真宗、俗に一向宗の信仰が普及していた。

伝統的な仏教とは異なる鎌倉新仏教の浄土系祖師の一人である親鸞により開かれた浄土真宗は、本願寺八代蓮如(本願寺八代・本徳寺開基)の時代になって、播磨地方に、その教えが少しずつ広まるようになる。また、それを受け入れる素地があったようだ。それは15世紀後半ということになる。

浄土真宗は、徐々に播磨地方に定着し、庶民の生活と切っても切れない関係になった。しかしながら、そこに織田信長という、新手の思考の持ち主が、中央で、浄土真宗と対立し、播磨地区も巻き込まれることになったことは、大河ドラマでも描かれていた。

その後、和解し、浄土真宗は、秀吉、家康の時代に、権力下に組み込まれていく。また江戸時代、家康の関与で、本願寺は東西に分裂するが、播磨地方でも、本願寺の播磨支部的な本徳寺は分裂する。その名残が、亀山本徳寺と船場本徳寺だ。

さて、展示の内容は、「播磨の念仏」、「親鸞から西国の浄土真宗へ」、「本願寺蓮如と播磨」、一向一揆と播磨」、「亀山・船場本徳寺の成立」から成っている。ざっと観覧して思ったことは、他の宗派と、一部、若干、雰囲気が違うかなという感じ。

それは阿弥陀如来信仰から来ているのかもしれない。あるいは阿弥陀如来像を描いた絵師の個性かもしれない。でも、同じ仏教だから、その精神は似通っている。かつて聞いたところでは、一向宗は、祀り方が、禅宗に比べて、派手だということ。そういうことも多少影響しているかもしれない。内容は、観覧だけでは十分把握できず、結局、図録を購入。会期は、平成26年11月30日まで。

*追記

資料中心の、この手の展覧会は鑑賞が難しい。展示してあるものを全て、時間をかけて解説を読んで、展示してあるものを鑑賞して、理解するには、一般人にはどうかなと、いつも感じる。結局、後の細かい所は、この種の展覧会の持つ限界で、図録を読んで、理解を深めるしかない。となると、図録を先に入手して、観覧するのは、後にした方がいいのだろうか。先に図録を購入した者には、観覧料を大幅に割り引く仕組みも作って欲しい。

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