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2014年10月25日 (土)

姫路市が「連携中枢拠点都市」になれば その一

姫路市が、国が創設の「連携中枢拠点都市制度」のモデル都市に選定された。姫路市は、すでに、それを目指して、播磨圏の経済活性化を図るための方策作りに動いているようだ(*注)。

また播磨広域連携協議会は、播磨地域の全ての13市9町が揃っていて、総人口は約185万人だ。すでに、播磨地域全体での合同防災訓練や観光振興の企画は動いている。それでは、今後は、どのように展開すべきか、市民の目で記してみよう。

一、姫路市は、播磨圏全体の経済成長を引っ張っていく「核」になる必要がある。そのためには、各種機能の集積と情報発信のネットワークが求められる。そして、求められるのが、県の施設と市町村の施設の連携だ。現在は、それぞれがばらばらに行動し、統一性が感じられない。各地区の個性は壊さないように、「播磨文化」の共通性を維持するには、姫路市がリーダーシップを発揮するべきだろう。

二、その上で、播磨圏全体を睨んだビジネス体系を作る必要があるだろう。すなわち、各地の特性を活かした特産物の圏内拡販や地域内相互理解に基づく消費の拡大等が求められる。それを整理した上で、特産物ごとに、圏外への移出、海外への輸出の体制を作る。

三、地域ネットワークと交通アクセス体系の整備だ。地域情報の収集・分散発信のきめこまやかさが必要だ。その上で、電車、バス、タクシー等公共移動サービスの連携が求められる。その他に、個人の移動手段(車等、自転車、徒歩)による持ち時間の提案・調整スタッフの育成も課題だ。

四、次に、必要なのが各種地域研究機関の整備だ。すでに官民にあるものも含めて、充実・整備させる必要がある。また、その延長で各種専門大学の整備が求められる。つまり様々な分野の人材を地域で育成する必要がある。現在は兵庫県立大学と姫路独協大学があるが、これらの大学だけでは、地域の人材を育てるには不十分だろう。

特に、急がれるのが、医療系大学だ。「兵庫県地域医療再生計画」でも、検討されているように、現在でも、播磨圏は、やや医師不足。今から大学を作っても遅いと言うなかれ。播磨圏全体に医師を供給する仕組みは、やはり必要だ。最初から、診療科目を全て揃える必要はない。将来不足が予測される診療科目を優先して医師を育成すればいい。

そして次に必要なのが、工芸・デザイン・ファッション・流通系大学が必要だ。地域開発するには、伝統工芸やファッション・流通に新しい息吹を注入する系統の専門学校・専門大学は必要だ。播磨圏は、まだまだ付加価値を高められる可能性は高い。

後は、観光系・商業系の大学の必要性もあるが、既にある大学内に新しい科を創設することで、当面は凌げられるかもしれない。もちろん、卒業生を受け入れ域外に流出しないような産業振興と雇用づくりも、同時に求められる。

五、四と関連するが、各種研究所の創設推進

広く研究所の創設を推進する。研究の範囲は指定せず、個人研究所も可。ただし、財政的支援は、当面しない。各諸研究の中から、将来のビジネスのシーズを発見し育成する。そのため、姫路市は、「(仮称)播磨創造総合研究所を設立し、これらの研究を分類整理し、発表する機会を与えたり、大学等と相互研究の場を提供する。

六、地域間の濃密な文化交流による相互理解

今までも、各地で色々努力されているのに、力が分散している。現在は、各地の良さを十分認識しあっていないように見える。各地の特徴を活かしながら、各地の様々な共通性をネットワークに乗せる。各地の人材の交流をもっと活発にする必要がある。各種文化施設の連携(巡回展や企画の協力体制)が強く求められる。

七、観光ビジネスに対しての共同作業と拡販

地域単独の企画ではなく、播磨地区の総合的な取り組みが望まれる。旅行会社の協力を得て、各地区の特徴を踏まえながら、姫路市を中心としながら、「播磨旅行フェア」の巡回開催する。

八、産業を活性化するためには、新規の企業の共同誘致も必要。ただ、補助金による誘致は長続きしない。じっくり企業を育て、地域文化にまで高める努力が求められる。但し、本社を播磨地区に新たに設置の場合は税の減免も求められる。

九、今回は、とりあえず、兵庫県の播磨地域の全ての13市9町の地域振興でいいが、将来的にはは、岡山県東部、鳥取県東部、香川県、徳島県の一部、兵庫県の淡路島まで包摂するプロジェクトが欲しい。

*参考 「地方中枢拠点都市」から「連携中枢都市」に変更

三大都市圏で以外で、人口20万人以上、昼夜間人口比率が1.0以上などの要件を備えた政令指定都市、中核市が対象となる。なお、「地方中枢拠点都市」は、名称が「連携中枢都市」に変更された。

*注

姫路市の2015年2月の広報によると、モデル事業で協議・検討している連携事業は次の通り。

 一、「圏域全体の経済成長のけん引」に関する事業

 ◎「はりま・ものづくり力」の強化

 ◎「エコトピアはりま」の推進

 ◎「はりま地域ブランド」の確立

 ◎「はりまグランドツーリズム」の展開

 ◎「魅せるはりま」MICE(集客交流のイベント)の推進

  二、「高次都市機能の集積・強化」に関する事業

 ◎高度な中心拠点の整備等

 ◎高度な医療サービスの提供

 ◎高等教育・研究開発の環境整備

 三、「圏域全体の生活関連機能サービスの向上」に関する事業

 ◎生活機能の強化

 ◎結びつきやネットワークの強化

 ◎圏域マネジメント能力の強化

*注記

この記事は、書きかけで、今後、随時追加変更して行きます。

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