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2014年11月12日 (水)

何のための選挙?

現在マスコミをにぎわせている今月解散・来月選挙報道。国民の感覚からすれば、この時期に何のためとも思われるが、為政者には、消費税アップのテーマの裏に、いろんな思惑が隠されているという。それを客観的に見て整理・列挙すると、次のようになる。

●選挙で、消費税増税で争点隠しし、真の目的は、自民党の言うことを聞かない公明党潰しとも取れる。また国会で首相に対して嫌がらせを言われたとして、子どもぽっい発想だが、民主党潰しという情報もある。いずれにせよ、選挙後、自民党単独で、あるいは、別の保守系の党と連立し原発再稼動の推進、集団的自衛権関係法律の強行採決等を目論む。秘密保護法周辺法の再強化案もあるかもしれない。

●公職選挙法に違反していると見られる小渕前経産相の隠蔽・救済の意味。逮捕されれば、自民党のイメージダウン。女性大臣の登用に拘った結果の任命責任逃れ。それまでに選挙に突入する。

●対北朝鮮拉致交渉が暗礁に乗り上げていること。拉致被害者が日本に帰還する可能性が少なくなった可能性。あるいは、投票日前に、拉致被害者数名がが還されるのを利用する目的か。

●前選挙前、自民党はTPPに反対していたのに、現在は無視して、TPP交渉に乗り出す始末。国内産業再編は不十分な状況で、妥協に次ぐ妥協を続けている。

●対ロ、対中外交の失敗。対ロシア独自外交の失敗。独自外交をしようとしたが、米国からの牽制で身動きできず。対中国外交は、野田前政権の失敗を回復するチャンスであったが、むしろ塩を摺り込む失敗。今になって、焦って再アプローチするも、難しい状況を呈している。

●野田前首相との約束の定数削減が未だ実現していない。むしろ、自民党内では、議論が停滞している。司法の判断を無視して、追及される可能性が、高くなったので、選挙をして誤魔化す。

●消費税を8%に増税後、内需は停滞し、経済指標は悪化を続けている。このため、来年10月に消費税を10%に上げる国際公約の実現が難しくなってきた。これは、アベノミクスの失敗とと捉えられかねない。このため、消費税を予定通り上げよという党内強硬派に対する牽制の意味がある。ただ、裏読みすれば、選挙後、しらっと、予定通り、消費税率を上げますと言うかもしれない。いずれにせよ、国民としては、額面通り、受け止められない。

●日本銀行の金融緩和によって景気を刺激したつもりが、輸出も振るわない。国際経済が沈滞する中で、金融緩和しても、意味はない。更に、円安が、各種値上げを招き、国内経済を悪化させている。所得は上がらず、物価が上がる悪循環に陥っている。

安倍政権になって、株価が上がったことは事実だろう。だが、これは景気には、あまり影響していない。アベノミクスの効果はなく、国内景気は、沈滞したまま。これは、消費税増税と金融緩和による円安による物価高で内需を抑制し、輸出産業に利益を付け替えた結果だ。そこから税収を増やしている形だ。

本来、景気というものは、多くの人が消費するようになって、景気の実感を得る。現在は、資産格差が拡大しただけだ。富裕層が消費しているとはいえ、景気効果は限られている。彼は、アベノミクスで何がしたかったのだろう。彼は、どのような選挙結果を望んでいるのだろう。

*追記

よって選挙になっても、消費税増税は争点にならない。理由は、アベノミクスで、国内景気は回復しなかった結果、消費税を上げるのは、現実的ではない。だが、そもそも、消費税増税には景気条項があり、問題にはならない。だから為政者の選挙の目的は別のところにあることは明らかだ。

*2014年11月15日追記

政府与党は、消費税10%への引き上げを1年半以後延期しても、その時に、いかなる経済状態でも、消費税を上げるため、景気条項を外す意向のようだ。

*2014年11月20日追記

現在、自民党が多数を握っているのは、前回選挙で、民主党が分裂したからで、小選挙区マジック。専門家の指摘によると、自民党は、前回も、前々回より投票獲得数はそれほど増えていない。投票獲得数の割に、過大な議席を得ている。

よって野党の体制が整えば、今回の選挙で、自民党が勝つ可能性は極めて少ない。野党の体制と投票率によっては大敗する可能性の方が高い。いずれにせよ、流風は必ず投票する。投票行動で、かつてない面白い選挙になりそうだ。

*2014年11月30日追記

野党の選挙区調整が進んているようだ。ということは、後は投票率が選挙結果を決めるということ。国民の判断で、今後の国の方向性が決定的になる大切な選挙だ。流風は、いつものように期日前投票の予定。

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