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2015年1月30日 (金)

「あほ」と「かしこ」

今回は、以前にも取り上げたことのある関西弁の「あほ」と「かしこ」。東京で言えば、「馬鹿」と「利口」に通ずる言葉かもしれない。今は、それほどでもないと思うけれど、昔は、東京の人は関西の人間に「あほ」と言われると、堪えたらしい。

関西弁で、「あほ」と言えば、少し愛情の有る言葉だが、その語源は「阿呆」だから、痴人のように受け取るのだろう。確かに、頭足らずの人間に投げかけられる言葉ではある。そして、「あほ」には、隙があって、どこか抜けている。でも、そういうタイプは、意外と皆に愛される。

それとは逆に、「あんた、かしこいなあ」と言われて、嬉しそうにする人たちもいる。「かしこ」の語源は「賢い」からだ。まあ、大体、賢いと褒められている気持ちになるのだろう。だが、かしこは、ずるいという意味も含まれている。よって警戒されることは明らかだ。場合によっては、足を引っ張ってやろうという輩も登場するだろう。

何を言いたいかと言えば、あなたが本当に賢いならば、「かしこ」ぶるより「あほ」のふりをした方が生きやすいということ。「馬鹿」と「利口」についても、そのように言えるだろうが、東京人は、そのように振る舞えるだろうか。

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