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2015年1月17日 (土)

震災体験の知恵

平成27年1月17日で、阪神淡路大震災20年。時の経つのは早い。以前にも、記したが震災時、住居は神戸に置いて神戸には、いなかったので、直接的な大きな被害は受けなかったが、部分損壊はあったと連絡があった。

しばらくして、健康状態悪い中、家のことも心配で戻ったが、その被害状況は目を覆いたくなるような状態だった。大阪からバスで西宮まで行き、そこから神戸に向かって、ひたすら歩いた。まるで戦場のような震災の爪痕。地震は、つくづく怖いと思ったものだ。

さて、今回も似たような内容になるが、震災体験の知恵を、今回も紹介しておこう。基本的には、新耐震基準に基づいた家に住むことである。あの地震でも、壊れた家々の中で、びくともしていないプレハブの家も多くあった。多くは、古い家が、倒壊していたが、古い家でも、基礎がしっかりしており、耐震補強している家は大丈夫だった。

ただ後に聞いたところでは、地盤の悪い所では、新耐震基準に合致していても倒壊したという話も聞いた。地耐力調査をせず、基礎工事をいい加減にしたからだろう。建築会社の良心が問われる。建築を依頼する方も、基礎にはお金をかけていいだろう(*注)。

日本は、どこに住んでも、その程度の大きい小さいはあっても被害に遭う可能性は高い。やはり日頃から、出来る限りの防災対策をしておくことが肝心だが、時間の経過と共に、忘れてしまうのが人間の悪い所。こういう機会を利用して、震災対策を講じて欲しいものだ。

また、被害に遭うと、まず水、生活水、食べ物の入手にしばらく困る状況になる。ライフラインも破壊されて機能しない。そんな時、比較的役立つのが、キャンプ用品だ。これらを、非常用持ち出し品と共に、一揃え準備しておくと、いざという時に役立つ。

余裕があれば、大工用品(のこぎり、金槌、ロープ、大型スコップ、ヘルメット、ビニールシート、梯子等)も揃えておくのもいい。また携帯ラジオは、非常用でブザーのあるものが望ましい。それから風呂桶は、貯水用にも使えるけれど、案外、大事なものの保管に役立った(火事の場合)という話もある。それぞれの状況は様々だろうが、出来るだけの対策をしたいものだ。

*注

一般に、新耐震基準に満たない古い住宅には、耐震検査を受けて、耐震基準に満たなければ、補強を施すことが求められる。ただ費用の面で、敬遠している人が多いので、最近では、部分補強も一つのテーマになっている。

*参考文献

『震災を体験して、あのとき役立った私の知恵』(神戸市市民局>平成12年発行)

*追記

1995年は、ボランティア元年とか寄付元年とか言われる。私も、初めて寄付をした年だ。ボランティアは、まだボランティアとはっきりと言えるようなことはやっていないが、寄付は毎年、小額だがしている。両親世代は、寄付やボランティアは金持ちがするものと思っていたようだが、時代と共に認識が変わってきたことは、日本も変わったなと思う。

だが、ボランティアや寄付をしても、自助の精神は忘れてはならない。いざという時、他者から助けてもらうのは有難いが、自分で、できるだけのことはしたい。自助、共助、公助はバランスが求められる。それでも、ボランティアや寄付が出来ることは、ある意味、幸せかもしれない。

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