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2015年2月 3日 (火)

『災害と歴史遺産』展観覧

兵庫県立歴史博物館で開催されている『災害と歴史遺産』展を観覧してきた。阪神・淡路大震災20年の特別企画展だ。内容は、震災によって被災した文化財等レスキュー活動の記録だ。

震災で被害を受けるのは、何も人だけではない。過去の事例で見ても、多くの文化財が焼失したり、水没したりして、貴重な文化財が駄目になっている。これらは歴史的な人々の生活文化の積み上げを失くしてしまうので、その損失は計り知れない。阪神淡路大震災時、これらの文化財の重要性を再認識し、保存すべきだという考えが広まった。

歴史遺産と言うと、国宝や重要文化財と思われがちだが、多くの人々の生活の歩みを感じさせるものも、明らかに歴史遺産なのだ。それは古文書であったり、個人の日記や記録や資料、あるいは作品等も歴史遺産に含まれる。

今回の展覧会では、被災したものを調査、救出、応急処置、記録、返却したものの中から展示された。阪神淡路大震災時の兵庫県域関係の他、東日本大震災でレスキューされた岩手県内の資料も展示。また兵庫関係の過去の歴史的大災害の記録も展示している。

大きな被災記録は、江戸時代以前は記録が不十分だが、大体、70年から100年サイクルで、大きな被害を受けているようだ。だが、このサイクルだけで考えると危ない。今後の中小の被害は続くだろう。そのたびごとに文化財は失われる可能性が高い。いかなる事態が発生しても、それらを、いかに守り、保存して行くか。それは未来の人々に引き継ぐためにも、今の時代に生きる者の課題だ。

平成27年3月15日まで。

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