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2015年2月15日 (日)

傳田光洋著 『皮膚感覚と人間のこころ』を読了

最近の若い人たちのことは知らないが、男女交際は手を握ることから始まると言われている。お互い手を握ると、今までと違った感情になるから不思議だ。大袈裟に言えば、血と血が通うような。まあ、それ以上に進むかどうかは、双方の相性とタイミングだが。

さて、先日、傳田光洋著『皮膚感覚と人間のこころ』(新潮選書)を読了した。皮膚感覚は、心に影響している。皮膚は脳の一部で、皮膚で感じて得た情報は脳との情報交換で、人は機能している。

皮膚を大事にして、適度に刺激を与えることはいいことかもしれない。ただ、自分で皮膚を刺激するのもいいが、他者からの刺激はもっと効く。流風なんて、販売店で若い女性の接客員からお釣りをもらう時、ちょっと手が触れるだけで刺激を受ける(笑)。

その他、皮膚の歴史、防御機能、表皮機能の破綻とその対策、皮膚の感覚等論じられている。著者は、工学博士で、某化粧品会社の研究員だが、我田引水的要素は少なく、「皮膚」学者による皮膚に関する総合的著書だ。

最近、認知症が話題になることが多いが、女性は化粧することによって改善すると云う。これも必ずしも我田引水的でなく、理解できる内容だ。

また、この本を読めば、皮膚で悩んでいる方だけでなく、皮膚の持つ面白さを知って、今までより、もっと楽しくなるかもしれない。また、専門的なことが多く記されているが、皮膚問題に捉われず、いろんな刺激を得る著作だろう。

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