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2015年2月13日 (金)

交友投分~『千字文』より

久しぶりに『千字文』から取り上げよう。『千字文』は習字の教科書に使われることが多いが、同時に、多くの教訓を含めていて、子弟の教育に使った。一文の持つ意味を理解しながら、漢字の習字のレベルを上げていく。

昔の人は、このように、融け込むような教育をして、人格の育成向上に役立てた。最近は、学校で、このような教育をしているのだろうか。西欧的な知の教育に追われて、人間形成教育を怠っていないか。

さて、今回は、「交友投分 切磨箴規」を紹介する。書き下しをすれば、「友と交わるに、分を投じ、切磨して、箴規する」か。「分を投じる」とは、解説書によると、「志が一致すること。気が合うこと」とある。その上で、「お互い、切磋琢磨して、箴規する」。箴規とは、同じく解説書によると、「いましめること」とある。

やはり、心友を得るには、友は選ばなければならない。志が一致して、初めて交友を結べる。その上で、お互いがチェックし合いながら、高めていく。

*注

解説書とは、『千字文』小川環樹・木田章義注解(岩波文庫)のこと。本書では、上記の一文に絡めて、「断金の友」を紹介しているが、ここでは略す。

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