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2015年2月11日 (水)

シェイクスピア『十二夜』読了

先日、元宝塚歌劇団の音月桂さんが、シェイクスピアの『十二夜』の兄妹の二役を演じる報道があった。音月桂さんについては何も存じ上げないが、少しシェイクスピアの『十二夜』の方が少し気になり、蔵書を調べたが、読んだこともないようなので、先日、改めて購入し読んでみた。

ちなみに、十二夜とは、クリスマスから数えて十二日目の夜(一月六日)を指すらしい。この日に、東方の三博士がキリスト誕生を祝うために訪れたと云う。でも、ざっと読んだ限りでは、内容との関連性は薄いと思う。

内容は典型的な喜劇。シェイクスピアの喜劇の中では、活き活きとしているという評価を得ていると言う。ただ、通読してみて、どこか「吉本」の喜劇に通ずるドダバタものであると思った。あり得無さそうで、もしかしたら、あるかもと思わせる作品だ。

双生児の兄妹が離れ離れになって起こす騒動。兄妹はよく似ており、妹が男装するから、ややこしくなる。恋のさや当てを絡めて、他の登場人物の稚戯も重なり、大騒動。掛け合い漫才のようなやり取りが面白い。

登場人物は、皆、人の好い人ばかりで、ちょっとしたいたずらが波紋を大きくする。それゆえ、かえって、どこか、ハラハラさせる。これを読んだら、久しぶりに喜劇を観たくなった。

*参考

『十二夜』シェイクスピア作。小津次郎訳。岩波文庫。

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